11th down
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お茶とシュークリームを一通り配り終えて、各自席へ着く。
琴音はヒル魔の座っているカウンターでパソコンを開いて、面接に来た人のリストを作る準備をした。
ヒ「風紀委員がつーまみ食い」
ま「しつこいなあ、もう!1番の人呼ぶよ!///;;」
「セナ、面接官になるけど大丈夫?」
セ「え"え"!? ;;」
ヒ「ポジション分けは一応本人希望も聞くけど、こっちで適性見んだぞ」
栗「一番大ざっぱな見分け方は『攻撃と守備どっちに向いているか?』」
セ「そ、それをどうやって見分けるんですか?」
ヒ「登場の仕方でわかる」
栗「ピシッと登場したら攻撃、ドカッと登場したら守備って感じかな」
セ「それだと…僕はどっちかって言えば攻撃かな」
モ「俺は守備かも」
「私は攻撃かな~」
栗「まあ、あくまでただの目安だけどね」
その時、扉をノックする音がした。
モ「お、一番の人来たぞ」
雪「し、失礼します!」
彼は素早くドアを閉めると、直角に曲がりながら席へ着いた。
全員「「「「「攻撃」」」」」
雪「?;;」
「雪光先輩来てくれたんですね」
琴音はニカッと雪光に笑いかけた。
雪「あっ、うん! あ、え、えーと、2年4組雪光学です」
ヒ「2年?」
雪「2年生はダメですか、やっぱり…」
ヒ「2年はもうロクなの残ってねえはず…」
栗「そ、そんな事ないよ!;;」
「雪光先輩、あれから何か気持ちに変化でもあったんですか?」
雪「……小一からずっと塾通いなんです。部活とか許して貰えなくて…高3になったら受験だし、このまま高校生活が終わるのはあまりにも寂しい。最後の思い出に…」
ヒ「思い出だあ? うちは勝つためにやってんだこの糞ハゲ!」
栗·モ·セ「(((言っちゃったー!;;)))」
雪「も、もちろん勝つつもりでやります!役立たずかも知れないけどやれるだけやります!」
「(小一から塾通い…雪光先輩、体力には心配あるけど頭脳には期待出来そう。あとは根性あるかどうかってとこかな…)」
雪「そりゃ僕は体格良くないけど、小さい体でノートルダムのヒーローになったアイシールドさんやブラックシールドさんを見ていたら、こう……胸があつくなっちゃって。あの人達はどんな困難にも恐れず立ち向かってく。僕も見習って頑張ろうって……」
セ「あの、その…ブラックシールドはともかく、アイシールド21をあんまり買いかぶらない方が……;;」
「はーい、時間です」
雪「あ、ありがとうございました!;;」
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