10th down
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【校舎屋上】
琴音は撮影のため、屋上でカメラを設置していた。
「…よーし、カメラOK! ケルちゃん、ご飯あるけど食べる?」
ケ「ガッフォ!」
エサを食べるケルベロスを撫でていると、下から歓声が聞こえてきた。
どうやら着替えを済ませた選手達が入場したらしい。
「お、皆来たみたいだね。…モン太くん蹴られてるけど」
上から眺めていると、ヒル魔がこちらに向かって「ケルベロス!!」と叫んだ。
それに応えるようにケルベロスは外に向かってお尻を向けた。
「はっ!! 下のみなさーん!落下物にご注意くださーい!;;」
琴音の叫びも虚しく、何人かはケルベロスの排泄物の餌食となってしまった。
そのおかげで下からは罵声が飛び交っていた。
「あーあ…今日の試合は荒れそうだねぇ、ケルちゃん?」
ケ「?」
ーーーーーーー…
ア『間もなく 泥門デビルバッツ対賊学カメレオンズのキックオフです』
「さーて、撮影始めますか!…あれ、いつの間にか十文字くん達参加してるわ…みんなー!頑張ってー!」
手を振ると、何人かこちらに気づいて手を振り返してくれた。
…何故か賊学の選手も何人かこちらに手を振って葉柱に殴られている。
そんなこんなで試合が始まり、賊学のキックオフ。
琴音が偵察した時に見た、ボールが縦横無尽に飛び回る爆竹キックに泥門は翻弄されている。
しかし、賊学が攻め上がって来る中、モン太が見事にキャッチする。
「ナイス!そのままアイシールドに投げて!」
琴音は知らなかった。
彼か極度のノーコンだということを…
モン太の投げたボールは何故か真後ろへ飛び、観客へぶつかる。
「……;;」
絶句する琴音をよそに試合は進む。
泥門、ゴールまで残り60ヤード。
賊学は完全にラン対策の陣形だ。
ヒル魔がレーザーのような球をなげる。葉柱の指がボールを掠めたが、ボールはそのままモン太がキャッチした。
「35ヤード前進!…ルイ兄ちゃん、だいぶイラついてるね…ってあぁ!?;;」
なんということか、琴音のカメラが突然電源が落ちてしまった。
「嘘でしょ~!? ダメだ、代わりの買ってこないと…;;」
琴音はまもりに電話をかけた。
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