10th down
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4/30 対校試合当日
《校舎入口》
校舎を見上げると、そこには『本日決戦』の文字とルイに向けて中指を立てるアイシールド21の垂れ幕があった。
そして、それを見て固まるセナとモン太。
「…え、ちょっとセナ、いつの間にそんな中指立てるような悪い子になっちゃったの?」
セ「ご、誤解だよ!!;;」
「あはは、冗談! どうせまたヒル魔先輩にやられたんでしょ?」
セ「うぅ、その通り;;」
?「チッ!でかい面しやがって…」
セナと琴音が振り返ると、そこには十文字と黒木と戸叶が居た。
「あっ! 十文字くんに黒木くんに戸叶くん、おはよ~♪」
十「ん? おぅ、琴音か」
黒「チーッス」
戸「おう」
「あ、そうだ。黒木くんこの間、いつものゲーセンの格ゲーで新記録更新してたでしょ? すごいじゃん!」
黒「おう!流石黒木様だろ? どんどん褒めてくれていいんだぜ?」
「よしよし、よくできました♪」
そう言いながら琴音は黒木の頭を撫でた。
戸「あー、黒木ズリぃ! 琴音、俺も俺も」
黒「はあぁあぁ!? トガは褒められるような事してねーだろ!!!」
戸「趣味で描いてる漫画の1話目の下書きができた」
黒「大した事じゃねーじゃねーか!」
戸「お前の新記録も大して褒められるような事じゃねえだろ!」
「ほらほら、2人とも喧嘩しない! 戸叶くん、漫画の下書きも描くの大変だよね。よく頑張りました♪」
そう言って琴音は戸叶の頭も撫でた。
十「お前はお母さんかよ…」
「私もそんな気がする(笑)」
十「! …琴音、また後でな! おい、行くぞ!;;」
十文字がそんなやり取りを見ていたセナに気づくと、黒木と戸叶を連れて足早に去っていった。
「あらら、行っちゃった」
セ「琴音、あの3人といつの間にあんなに仲良くなってたの?;;」
「割とメールしたり休みの日にたまたま会ったりが多いんだよね」
セ「琴音ってほんとすごいよね…」
「そうかな? そう言えば言ってなかったけど、私今回の試合は出ないからよろしく」
セ「ええぇ!? なんで?;;」
「ヒル魔先輩から『下手にブラックシールドの情報出すのも勿体ねぇから、今回はマネージャーの仕事しろ』って」
セ「そ、そっか…」
「大丈夫だって! 偵察もしたけど、ルイ兄ちゃんの長い腕を使った戦い方と賊学特有の反則スレスレプレーに気を付ければ勝てるよ!」
セ「反則スレスレ!? もう恐怖しかない…;;」
「…じゃあ、気持ちが弱くなりそうな時、今から言う言葉を思い出して。『進さんよりもそいつは強いのか?』」
セ「!!」
「セナなら大丈夫。さ、行こう」
セ「(すごい…あの一言だけでも勇気が出る…)」
セナは琴音の背中を見て強く頷いた。
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