9th down
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「じゃあモン太くん、下着とズボン縫っちゃうから暫く私のジャージ着て待ってて」
モ「ああ悪ぃ」
モン太は琴音のジャージに着替えると琴音にズボンと下着を手渡した。
「まもりさん、ズボンお願いできますか?」
ま「うん。琴音ちゃんはお裁縫得意?」
「こう見えて割と得意ですよ♪」
ま「じゃあそっちはお願いね」
「はい」
二人は手際よく縫っていく。
するとあっという間にズボンと下着の穴が目立たなくなった。
「はい、出来たよ♪ あ、ジャージキツくなかった?」
モ「サンキュー。ああ、ちょっとキツかったけど大丈夫だったぜ」
「ごめんね、女もののジャージだからさ ;;」
モ「へ? …女もの? ;;」
琴音の発言にモン太が固まる。
「? どうしたの?」
モ「じ、じゃあアンタ女…なのか?」
「そうだけど」
モ「!! わ、悪いっ!! ;;」
「えっ!? 何何!? どうしたの?;;」
急に頭を下げたモン太に琴音は驚いた。
モ「…あの、その、直に履いちまって…///;;」
「あっ、気にしないでいいよ! 何も履かないで待ってもらうのも悪いからさ! ///;;」
わたわたとしながらモン太からジャージを受け取ろうとすると、どこからか変な匂いがしてきた。
セ「…なんか、焦げくさくない…?」
モ「確かに…って、うわぁあ!!? ;;」
「ああああっ!!!? ヒル魔先輩何してるんですか!;;」
匂いの原因はヒル魔だった。
なんと琴音のジャージをライターで燃やしていたのだ。
ヒ「ケケケ。悪ぃ、手が滑った」
ま「ちょっとヒル魔くん!なんてことするのよ!」
「だ、大丈夫ですよまもりさん! これだいぶ使ってボロボロだったんで、買い換えればいいだけなんで…;;」
ま「ダメよ! 人のものを燃やすなんて考えられないわ!」
ヒ「おや? こんな所に偶然新しいジャージが!さっきのお詫びにプレゼントしよう」
どこから取り出したのか、ヒル魔は琴音に新しいジャージを手渡した。
「あ! これ欲しかったデザインのジャージ! いいんですか?」
ヒ「ケケケ、ああ。…ヨシ、今日はもう終わりだ。帰るぞ」
「(ヒル魔先輩、もしかしてこれを渡す為にわざと…?)」
まもりから何時ものように抗議されているヒル魔の背を見ながら琴音はそっと微笑んだ。
「ヒル魔先輩」
ヒ「あ?」
「ありがとうございます♪」
ヒ「…おぅ //」
ヒル魔はすぐそっぽを向いてしまったが、彼の耳は少し赤くなっていたのだった。
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