9th down
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次の日…
〈放課後〉
ヒ「レシーバー探しに行くぞ。赤毛はユニフォームとか必要なもん準備して待ってろ」
「えぇー! 私も行きたいですー!」
ヒ「これも仕事だ。待ってろ」
「はーい…(ショボ-ン)」
ヒ「…(小動物みてぇ)」
ヒル魔は琴音の頭をポンと撫でた。
栗「ヒル魔って琴音ちゃんには優しいよね…」
ヒ「うるせェ、糞デブ! さっさと行くぞ!」
「いってらっしゃーい」
扉が閉まって一人となった琴音はすぐにユニフォームを準備し始めた。
…しかし、ものの数分で準備は終わってしまいやる事がなくなってしまった。
「やる事なくなっちゃったなぁ…。他校のアメフト部でもしらべてようかなー」
そう思って自前のノートパソコンを開くと、軽快にキーを叩いていく。
そしてふと目に止まった『賊学カメレオンズ』。
確か賊学はここから近かった筈だ。
「…主将、葉柱ルイ? …葉柱ルイってあの人しかいないよね…」
ガラッ
琴音が呟くと部室の扉が開いた。
「あっ、まもりさん! おかえりなさい♪」
ま「ただいま♪ チラシ意外にあっさりなくなっちゃった ;;」
「そうなんですか。私も仕事すぐ終わっちゃって…正直やる事がなくて」
ま「そっか。…そしたら二人で掃除でもしてようか?」
「そうですね♪」
琴音はパソコンを閉じ、まもりと一緒に外の掃除を始めた。
――――――…
暫くするとヒル魔達が猿顔の男の子を引きずって戻ってきた。
ま「何してるの!」
ヒ「入部希望者だ。えーと一年の…なんだっけか」
セ「雷…門太郎くん」
ヒ「モン太か。名前合ってんな」
モン太は何かを訴えているが、口にガムテープを貼られているため言葉にならない。
「モン太くん大丈夫? …ヒル魔先輩、ガムテープだけでもとってあげていいですか?」
ヒ「チッ、それだけだぞ」
ま「ごめんね、痛かったでしょ。今ロープもほどいてあげるから」
ヒ「あ??」
ヒル魔がポケットから脅迫手帳を取りたそうとした時…
「あれ、モン太くん。ズボン破けてるよ? ズボンというか下着もだけど…」
モ「ああ、いや、これは…」
ま「じゃあすぐ縫うから何か着て待ってて」
モ「いや!結構!これは前から破けてたんス。ごっちゃにして責任なすりつける俺じゃねぇや」
ま「「いいから!」」
モ「へ」
ま「責任とかなんとかはいいの。ともかく直してあげるから、変な意地張らないで」
「そっ、人の好意は素直に受ける! ね?」
モ「は…はい ///;」
二人の言葉に頬を染めたモン太を見て、何故かヒル魔は出しかけた脅迫手帳をしまった。
栗・セ「「……? ;;」」
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