8th down
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ファン「最悪――」
ファン「何すんのよ桜庭君にー!!」
ファン「ひどすぎ!」
桜庭ファンから次々と野次が飛ぶ。
琴音はアイシールド越しに冷たい目線を送っていた。
「・・・アイドルだから正当化とか、馬鹿じゃないの。明らかにフィールドに入った方が悪いじゃないか。下らない。」
ヒ「おうおう良く吠える。無視しろ、コイツの言う通りフィールドに入るバカが悪い」
栗「セ、セナ君気にすること・・・」
セ「どうせ今のじゃ捕まってました。次はもう少し・・・今度こそ・・・」
栗「・・・・・・」
ヒ「ケケケ、いい入り方だ。さーてもう時間がねえ。最終決戦とシャレ込もうか。中央には進と大田原がフンバってるからずっと外・外・外に大回りして攻めてきた。ここで突然中央突破だ!」
セ「いっ!? ;;」
ヒ「とにかく速攻!スタート直後にまっすぐ飛び込め。パワーとスピードでこじ開けろ!」
Hutの声で中央に突っ込んでいくセナ。
琴音と栗田はその走路を開きに掛かる。
大「イイ度胸だ!最後にハッキリさせとこうか、最強のラインマンは誰かをな!」
栗「ふーんぬらばっ!!」
大「!!」
「栗田先輩やりぃ!こっちも壁破らせてもらうよ!」
栗田に続いて琴音も王城選手を引き倒し、走路は大きく開けた。
進が栗田に巻き込まれている間に、セナは開かれた走路を駆けていく。
しかし進が一気に距離を縮め、セナの背後まで迫っていた。
セ「(ダメだ逃げきれない・・・ いや、ダメじゃない。皆がチャンスくれたんじゃないか)」
「いっけぇええ!!!! アイシールド21ィイ!!!!!!」
セ「(逃げる? 違う! 勝つんだ!)」
その瞬間、誰もががく然とした。
あの進が抜かれたのだ。
そして審判の「タッチダウン」の声で泥門は歓喜した。
セナはエンドゾーンまで走りきると、そのまま地面に倒れこんだ。
ヒ「あー散った散った。バテてぶっ倒れただけだ」
栗「一気に気が抜けちゃったんだね」
セ「スイマセン・・・;;」
ヒ「おい糞チビ。一回だけだ。何十回も突っ込んだうちのしょせん一回だけだが・・・てめーの勝ちだ」
「・・・おめでとう、セナ。」
セ「・・・ありがとう、琴音・・・」
――――・・・
ま「・・・あれ?そう言えばブラックシールドくんは?」
ヒ「アイツは防衛も出てる。『最後までフィールドに立っていたい』ってよ」
ピーー
「あー、倒すのちょっと間に合わなかったなぁ~・・・」
タックルで王城選手を倒したものの、エンドゾーンにギリギリ入ってしまいタッチダウンを奪われてしまった。
残り時間もなく、王城ホワイトナイツVS泥門デビルバッツは68-14で試合終了。
春季東京大会、泥門デビルバッツは2回戦敗退となった。
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