8th down
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ま「あ~~倒されちゃった・・・」
選「これで次の攻撃が4回目・・・ラストチャンスだ」
誰もが倒されたと思っていたが、よく見ると進がセナを支えていた。
そして大田原がセナからボールを奪い、進へ渡した。
進は選手を次々と抜いて琴音の方へ迫ってくる。
「このままタッチダウンとかちょっと勘弁してほしいな。・・・進さん、いざ勝負!」
琴音はすかさず進に向かって走る。
進「いいだろう、 勝負だ!ブラックシールド23!」
琴音VS進!
進は腕を上手く使って琴音を抜く。
しかし・・・
「なんの!」
進「!!」
琴音の腕がぐんと伸びて進を捕らえる。そう、それはまさしく・・・
「「「あ、あれは・・・スピアタックル!!!? ;;」」」
進「くっ・・・!」
「ッ!(やっぱりまだ敵わないか・・・)」
誰もが驚きを隠せない中、進は琴音を振り切り、エンドゾーンへ走っていく。
「まだまだ・・・!」
琴音はすぐに立ち上がると進を追いかけた。
エンドゾーン直前で何とか追いつくと、琴音は再び進にスピアタックルを繰り出した。
進「そんなタックルでは俺はまだ倒れん!」
「なら、いつか絶対に倒してみせますから!」
琴音はニッと笑いながら進を見た。
アイシールドで目元はよく見えなかったが、進はその顔に心臓がドキリと跳ねた。
それが何なのか、何故鼓動が高鳴ったのかは彼自身も分からなかった。
審判「タッチダーゥン!」
審判の声に気づけば、進の足は既にエンドゾーンに足を踏み入れていた。
「あはは、やっぱ進さんは強いや!」
進「・・・いや、俺はまだまだだ。現にお前に追い付かれ、タックルを二度も許してしまった」
「それでも倒れなかった。私の方がまだまだです。・・・でも、次に戦う時は・・・必ず、私が進さんを倒しますから!」
進「ッ・・・だが、全国大会決勝(クリスマスボウル)に行くのは王城だ (・・・まただ。この鼓動の高鳴りは何だ?)」
進はそう言い残し、そのままチームへ戻っていった。
琴音は進の言葉に一瞬ポカンとしたが、すぐに意味を理解し口元を緩ませた。
「絶対に越えてみせる!進さんも、これから出会う全ての強敵も!」
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