7th down
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「皆、俺が進の生け贄になる代わりに一つ頼みたい。・・・どんなに敵わない相手でも、『勝てない、もう止めよう』と諦めるのだけは止めてくれ。それを誓ってくれるのなら、俺は骨の1本や2本、喜んで進にくれてやる。」
琴音の真剣な声に選手達は一瞬息を飲んだが、すぐにわぁっと沸き上がった。
選手D「おぉ!誓う!」
選手B「骨の敵をとるぞー!」
選手達の士気も上がったところで時間まで各自自由となった。
琴音はベンチに置かれたレモンのハチミツ漬けを一つ口に入れながら王城の選手のデータを見ていた。
ま「あ、あの、ブラックシールドくん」
「ん? あぁ、まもりさん・・・でしたっけ?」
ま「あ、もう私の名前知ってたのね」
「セナから聞きました。それで、俺に何か?」
ま「ちゃんと挨拶できてなかったと思ったから・・・。改めてよろしくね」
「はい。よろしくお願いします」
ま「・・・よかった。ヒル魔くんの幼なじみって言うから、もっと怖い人かと思ってた」
「はは、ヒル魔はああ見えて優しいとこあるんですよ。前もファミレスで奢ってもらいましたしね」
ま「えっ!そうなの?;;」
『まもなく試合開始です』
二人が話していると
試合開始のアナウンスが流れた。
「っと、そろそろ行くか。(・・・そういやセナが居ないな)」
ヒ「おい、あの糞チビどこ行きやがった!」
ま「ファ・・・チビって何よ!セナならビデオテープ買いに行きました!さぼってるみたいに言わないで!」
まもりの携帯には確かに「ビデオテープ買ってきます」のメールが届いていた。
ヒ「逃げやがったな~!」
栗「え~~~!? ;;」
ヒ「ケルベロース!」
ケルベロスのゲージが開かれ、ヒル魔はケルベロスにセナの髪の臭いを嗅がせた。
ヒ「喰ってこい!」
ケ「オオーン!」
ヒル魔が斧でケルベロスの鎖を叩き切ると、ケルベロスは雄叫びを上げて走り出した。
建物の角に入るとすぐにケルベロスの噛む声とセナの悲鳴が聞こえた。
ヒ「ん?もう見つかったのか?」
セ「・・・・・・」
角からケルベロスに引きずられてきたのは、防具をつけたセナ。アイシールド21だった。
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