6th down
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準備運動を終えると、ヒル魔はボールを手に取った。
ヒ「よし赤毛、早速やるぞ。もし出来たら「パフェ!」・・・も奢ってやるが、次の王城戦でガンガン出すからな 」
「はーい」
栗「琴音ちゃんがあのスピアタックルが出来るなんて思えないけどなぁ・・・」
セ「その、スピアタックルってそんなに凄い技なんですか?」
栗「うん、普通のタックルはこう・・・飛び付くような感じだったりするんだけど、進くんの場合は槍(スピア)みたいに腕がぐんと伸びるんだ。」
琴音は位置につき、ヒル魔に合図を送った。
次の瞬間ヒル魔は琴音に向かって走り出した。
琴音も同じくヒル魔へ向かっていく。
目の前まで来てヒル魔が琴音をスピンで抜いた。
かに思えたが・・・
ガッ!
ヒ「 !! 」
セ・栗「「なっ・・・!?;;」」
琴音の腕はぐんと伸びてヒル魔を捉えた。
そう、それは正に進のスピアタックルのようだった。
「ヒル魔先輩、どうでした?」
ヒ「ケケ、進程の威力はねぇが確かにスピアタックルだ。こりゃ王城の度肝抜けるぞ」
「やったー!パフェー!」
セ「喜ぶのそこなんだ・・・どんだけパフェ食べたいの・・・;;」
栗「でも凄いよ!見ただけで覚えられるなんて!」
「やっぱりどうしても威力とかは差が出ちゃいますけどね。・・・そうだ、これからは他校の偵察がてら技を盗むのも楽しそうだな」
琴音はニヤリと不敵な笑みをこぼした。
セ「琴音、顔がヒル魔さんみたいになってるから!;;」
ヒ「ケケケ!いいじゃねーか!赤毛は他の奴等に顔割れてねぇからな、偵察で対策練れる上に技も盗めて一石二鳥だ!」
「よーし、マネージャーとしても頑張りまっす! あ、ヒル魔先輩、パフェは駅前のファミレスの苺パフェで!練習の後に食べに行きますから忘れないでくださいね!」
ヒ「わぁった、わぁった。忘れねぇから少し大人しくしろ」
「苺パフェ~♪」
ヒ「・・・聞いちゃいねぇし」
嬉しそうにはしゃぐ姿はまるで子供そのもので、その様子を見た三人は自然と笑みをこぼしたのだった。
・・・練習後、ファミレスでパフェを頬張る琴音とそれを見るヒル魔の姿に、泥門生徒は目を疑ったとかなんとか・・・。
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