6th down
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次の瞬間、セナ達は思いもよらぬ光景に唖然とした。
栗「フンフンフンフンフンフン!」
セ「ひいいいいいい!!;;」
「く、栗田先輩、ベンチプレス160㎏・・・;;」
一回持ち上げるだけならまだしも、栗田は何度も上げ下げしたのだ。
琴音はただただ驚いていた。
――――・・・
【グラウンド】
琴音とセナは少し練習するためにグラウンドへ降りた。
セ「はぁ~、力はダメだなホント・・・」
「セナにはスピードがあるんだから、力なんて関係ないさ」
セ「でも琴音は45㎏も上げて・・・」
「そんなの数字だけだよ。いい?力がなくてもスピードで避ければいいんだよ。触れられなかったら力なんて通じない。RPGとかゲームでもそういうのあるでしょ?」
セ「・・・確かに・・・」
「ま、筋トレとか練習してれば自然と力はついていくし。・・・ゲームで言えばセナはスピード特化キャラのレベル1かな」
セ「レベル1・・・;;」
「レベル1だからまだまだ伸びるって事よ!レベルが上がれば力もアップするって♪」
セ「そ、そっか! なんか元気出てきた!」
「ふふ、ならよろしい! さて、じゃあとりあえずボールに慣れるためにパスとキャッチの練習しようか」
セ「うん!」
二人は距離をとると、練習を始めた。
まずは琴音が投げるようだ。
「いっくよー。それっ!」
琴音はまず低めにボールを投げた。
セ「わたたっ!;;」
しかし普段触らない形のボールのせいか、セナは取りこぼしてしまう。
「セナ、落ち着いて。低いボールは小指をつけて取るんだよ」
セ「小指をつけて?」
「そうそう。じゃあこっちにパスして」
セ「えいっ!」
「っと!下から上に投げるパターンか!! ;;」
琴音は素早く落下地点に走ると手を伸ばしてキャッチした。
セ「あっ!ゴメン!;;」
「大丈夫大丈夫♪ あ、ついでに教えておくね。高いボールを取るときは親指をつけて取るんだよ。ボールを取るときは腕を伸ばして、最初から構えておくこと!」
セ「腕を伸ばして、構えて、高いボールは親指つけて、低いボールは小指をつけて取る・・・」
「そう♪ アメフトのボールは普段触らないような形してるから、最初は難しいと思うけど頑張って慣れていこうね」
セ「よーし、頑張ろ!」
こうして二人は時間ギリギリまで練習したのだった。
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