5th down
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「おう、揃ってんな」
ガッシャーン!
ヒル魔は入って早々ケーキの乗ったままの机を足でひっくり返した。
「ケーキダブルキャッチ!;;」
琴音は飛んできたケーキを二つキャッチして何とか汚れずに済んだ。
まもりや栗田は何とか大丈夫だったが、セナは見事にショートケーキを顔面に食らった。
ヒ「ホワイトナイツ戦の説明すんぞ!!」
ま「ケーキどけてからだっていいでしょ! どうしてそう身勝手な・・・」
栗「当然の抗議が新鮮に見えるね・・・;;」
セ「もう慣れちゃってる自分が恐ろしい・・・;;」
「ケーキ勿体ないなぁ・・・」
琴音とまもりが落ちたケーキを片付け始めると、ヒル魔が箱からガシャガシャと選手のフィギュアを机の上に出した。
セ「おお~~!!」
ヒ「模型部が徹夜で快く作ってくれた」
「模型部凄いなぁ~! 今度フィギュア作ってもらお!」
セ「琴音ちゃん、もしかしてオタク?;;」
「あれ? 今さら?」
ヒ「よし、じゃあ作戦の説明するぞ。」
ヒル魔はアイシールド21のフィギュアと、もう一つの黒いアイシールドを付けたフィギュアを持った。
ヒ「アイシールド21とブラックシールド23が走る。以上。」
セ「えー!;;」
栗「あ、琴音ちゃ・・・じゃない。もう一人のランニングバック、背番号とアイシールド決まったんだ?」
「へー、ブラックシールド23かぁ・・・カッコイイじゃん♪」
セ「や、やっぱり次も出るんだ・・・でも二人でも怖いかな~・・・なんて;;」
ま「なんでセナが怖がるのよ。あのアイシールドの人なら怖がったりしないと思うよ? あんな小さい体で敵に向かって行ったもん。セナも少し見習わなきゃね!」
そう笑うと、セナの肩をポンと叩いた。
セ「まもり姉ちゃんには別にバラしても・・・」
ヒ「ダメだ!『危ないから辞めろ』だのわめき出すだろ!」
ま「あ!またセナをいじめて!」
「ヒル魔先輩、じゃあ私も黙ってた方がいいですか?」
ま「そうだな。・・・そうだ、防具とかアイシールドがその箱ン中に入ってる。ちょっと試着してこい」
「はーい♪」
琴音はヒル魔が指差した箱を持つと部室から出ていこうとした。
ま「あれ?琴音ちゃん、どこ行くの?」
「これ、ブラックシールドくんに渡してくるんです。サイズとか合ってるか確かめたいんで・・・」
ま「ブラックシールドくん? アイシールド付けた人ってもう一人居るの?」
「はい。次の試合がデビュー戦なんです」
セ(よくあんなに切り返しがすらすらと・・・;;)
ま「重そうだし、私も行くわ」
「いえ、これくらい大丈夫ですよ。
じゃあ行ってきます♪」
ま「あっ、琴音ちゃん・・・」
琴音は半ば無理矢理話を切り上げると、そのまま部室を出て行った。
(デビュー前からバレたら面倒だもんね。まもりさんゴメンね~!;;)
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