1st down
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入学式も無事に終わり、休み時間となった。
「さーて、どうするかな・・・ん?」
自分の斜め前に部活動の勧誘チラシを机に広げている男子がいた。
「(あれは確か合格発表の日に隣に居た・・・クラス一緒だったのか)・・・ねぇキミ。部活は決まった?」
?「えっ? ま、まだ・・・決めてないけど・・・;;」
「そうか。あ、急に話しかけて悪いね。私は鈴原琴音。えっと、キミ、名前なんだっけ?」
セ「ぼ、僕は小早川瀬那・・・って言います・・・;;」
「セナくんか。そんなに畏まんなくていいよ? 同い年だしクラスも同じなんだからさ」
セ「そ、そうだね!よ、よろしくね鈴原くん・・・?」
「あ~・・・私さ、男子の制服だし、中性的な顔だし、大して胸ないけどさ・・・一応女なんだよね」
セ「えぇ!? ごごごごめんなさい!;;」
「いーよいーよ♪ あ、あと琴音でいいから。よろしくね、セナくん♪」
セ「う、うん!///」
ニカッと笑いかけると、セナは慣れてないのか、ぎこちなくも嬉しそうに頷いた。
ム"イ"イ"イ"イ"ン
するとバイブ音がした。
「ん? セナくんのケータイじゃね?」
セ「うん・・・まもり姉ちゃんからだ・・・」
「まもり姉ちゃん? セナくん、お姉ちゃん居るの?」
セ「いや、幼馴染みで小さい頃とかよく助けて貰ったりしてて・・・」
「あ、もしかしてあのハーフの美人さん?」
セ「えっ、琴音知ってるの?」
「いや、合格発表のときセナくんが隣に居てさ。随分美人な人が居るなーって思ってね」
セ「と、隣だったんだ・・・;;」
「で? まもりさんは何だって?」
セ「『パシられそうになったら「買い物はジャンケン」って言うんだよ!』だって・・・も~~子供じゃないっての!」
「成る程、セナくんはパシり歴=年齢と見た」
セ「ギクゥ!;;」
「ははっ!セナくんは不良とかに対抗出来なそうだしね!」
セ「琴音は絡まれたらみんな倒しちゃいそう・・・;;」
「まぁあながち間違いではないけど、私の場合なぜか仲良くなっちゃうんだよねー」
セ「それもそれですごい・・・」
ぐぅ・・・
へらへらと話していると、 琴音のお腹が鳴った。
「あはは、なんかお腹空いちゃったな。ちょっと購買行ってくるわ」
セ「うん、じゃあ待ってるね」
「行ってきまーす」
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