4th down
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――――――・・・
第4クォーター、両チーム未だ得点無し。
選手「残り20秒!」
選手「行けー!」
「(そろそろ試合終了・・・せめて引き分けで終わればいいのだけれど・・・)」
栗「ふんぬらばっ」
栗田がタックルでボールを止めた。
しかし残り10ヤード、恋ヶ浜はキックで決着をつける気のようだ。
初「Set!」
緊張の一瞬。
恋ヶ浜のセンターがボールを投げた!
栗田が壁をこじ開けると、間から石丸がキックを潰しにかかる。
・・・しかし、目前で石丸が足を滑らせ、ボールは高く蹴られてしまった。
初「入れー!」
ヒ・栗・セ「「「「入るなー!」」」」
四人の叫びも虚しく、ボールはゴールポストの中へ入っていった。
観客「おおおおお!」
初「おや!? 決まっちゃったかな??」
「石丸先輩・・・!」
どうやら石丸は足を捻ったらしい。
問題はスパイクにあったらしく、ヒル魔が石丸の足をギリギリ捻っている。
桜「しかもここでエースランナー退場か! こりゃおしまいだ~」
進「まだわからん。あと1プレーある」
「そうです!デビルバッツは絶対勝ちます!絶対勝って、次の試合、王城と戦うんです!」
桜「琴音ちゃん・・・ごめん・・・」
琴音の必死な目に桜庭は目を伏せた。
ヒ「テンメー糞主務!! スパイクくらいちゃんと見分けやがれ!」
セ「ひーごめんなさい!;;」
ヒ「とにかく死刑にしてやる!」
セ「ひいいいいい!! ;;」
琴音の位置からセナがヒル魔に建物の裏に引きずられていくのが見えた。
「(セナを出すんだ・・・!)」
石丸が担架で運ばれ、その間にセナがユニフォームを着て門から走って表れた。
この事に進と桜庭はまだ気づいていない。
「(さて・・・桜庭さんには悪いけど、いっちょ帰っていただきますか)」
琴音はヒル魔にアイコンタクトをとり、頷いた。
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