4th down
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「あー・・・取れなかったか・・・」
桜「いいパスだ・・・!」
「・・・ところでちょっと聞きたいんですけど、お二人から見てうちのチームはどうですか?」
桜「そうだなぁ・・・結局去年と一緒で、ヒル魔と栗田だけが良くて、あと寄せ集め。もったいないチームだよ・・・」
進「そうだな。せめてあと一人・・・俊足のランニングバックでもいれば話は違うんだろうがな」
「ふむふむ・・・(現時点でやはりセナと私のポジションは欠かせないと・・・)」
桜「さて、休憩か。」
「あ、じゃあ私ちょっとチームに戻りますね。また戻ってきますけど」
桜「え、自分のチームに居なくていいの?」
「はい。・・・せっかくなんで、他のチームから見てどうなのかを聞かせてほしいので♪」
桜「そっか。じゃあまた後で」
進「・・・」
琴音は二人に手を振るとチームへと戻っていった。
「先輩、お疲れさまです。ちょっと戻ってきました。」
ヒ「おう、どうだった?」
「今のところセナの事もばれてません。」
ヒ「そうか。だが進だけは出来るだけ早く帰らせてぇ・・・赤毛、出来そうか?」
「・・・桜庭さんならすぐ出来ますが、進さんは難しいですね。進さんはかなり真面目な人なので、よほどの事がない限り視察を放棄しないかと」
ヒ「・・・仕方ねぇ、まだ時間はある。最後の1プレーでヤバかったら桜庭だけでも排除しろ」
「了解!」
栗・セ「「(もはや映画さながらのスパイだよ・・・;;)」」
「では引き続きマークしてきます。ヒル魔先輩、栗田先輩頑張ってください!」
琴音は二人に敬礼すると、再び桜庭達のところへ向かった。
ヒ「ケケケ・・・なかなか有能なヤツだ。あいつなら何とかすんだろ。よし、進が帰ったらすぐ出すぞ」
セ「な・・・なんかとても勝ってな計画が聞こえるんですが・・・;;」
その時、試合再開の笛が鳴った。
選手達は再びフィールドへ入っていく。
セ「(ううう、こんなのに出たら殺されちゃうよ~・・・琴音助けて~~;;)」
その頃の琴音はというと・・・
「桜庭さん、進さん! 戻りましたー・・・くしゅんっ!」
桜「大丈夫? ・・・その格好だとちょっと寒そうだよ・・・///」
「いや、なんか同じ学校の男子の誰かが心の中で助けを求めた気が・・・」
桜「なにその具体的な感じ。;;」
「まぁ、気のせいだと思います」
何気にセナの助けは届いていたのだった。
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