3rd down
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日が完全に落ち、辺りが暗くなった頃、琴音はやっと部室に向かって歩き始めた。
「ふぁ~・・・うっかりうたた寝しちゃったよ。助っ人集まってるかな?」
部室を見ると、まだ明かりがついていた。
琴音はガラリと扉を開けると、栗田とセナが肩を落としていた。
「あれ? 二人してどうしたんですか、そんな肩落としちゃって・・・」
栗「あ、琴音ちゃんお帰り。実は人数が・・・」
栗田が言いかけたその時・・・
ヒ「あの糞コンビニ!! 無糖ガム切らしゃあがって!! 甘臭ェガムなんかハエでも噛まねーよ!!」
ヒル魔が扉をすごい勢いで開けて栗田とセナにコーラを投げ渡した。
「ヒル魔先輩、お帰りなさい」
ヒ「おう。ほらよ」
「あっ!これ気になってた紅茶!ありがとうございます♪」
ヒ「ああ。・・・しまった、途中から貼ってなかった」
「私も貼んなきゃ」
ヒル魔と琴音は次々とマグネットを貼っていく。
そしてヒル魔は全部で11個、琴音は7個のマグネットをボードに貼り付けた。
栗・セ「「やったあああ!」」
栗田とセナは思いきりハイタッチをして喜んだ。
ヒ「やったじゃねえよ!! 俺と赤毛で集めてんじゃねーか この役立たず共!やっぱコーラ返せ!! お前らに飲ませる水分は一滴もねェ!! 枯れて死ねッ!」
「(ヒル魔先輩、『糞』ってつけなくなったなぁ・・・それでも赤毛のままだけど・・・)」
琴音はヒル魔に蹴られる栗田とセナを見ながら、のんびり紅茶を口にしたのだった。
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