2nd down
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「他の女の子はアイドルとしての桜庭さんが気になると思うんですけど、私はアメフトをやってるスポーツ選手としての桜庭さんが気になります」
桜「スポーツ選手としての・・・?」
「はい。私、アメフト部に入ったんです。だからいつか王城と・・・桜庭さんと戦うかもしれないから。」
桜「俺は・・・そんなにいい選手ではないよ。アイドルだとかそんなんで周りがでっち上げてるだけで、本当に強いのは進だ・・・」
「・・・そんなん知ってますよ。」
桜「!」
「進さんは生まれもった能力に加え、努力の天才。強いに決まってます。」
淡々と話ながら出来上がった鍋をリビングに運ぶ琴音。
桜庭は箸と小皿を持って彼女の後をついていく。
そして、琴音は鍋をテーブルの上に置くとソファに腰かけ、桜庭も彼女の向かい側のソファに腰かけた
「・・・私、桜庭さんは絶対強くなると思うんです。だから興味があるんですよ」
桜「・・・そんなわけないよ。琴音ちゃんの思い込みだ・・・」
「桜庭さんって結構ネガティブなんですね。 ・・・でも、私自分で言うのもなんですけど人を見る目あるんですよ? まぁ、信じるのも信じないのも自由ですけどね。」
桜「・・・」
「ほら、そんな暗い顔してたら折角のご飯が不味くなっちゃいますよ? 早く食べましょ♪」
俯いたままの桜庭を促して鍋の蓋を開けると湯気と共にいい匂いが立ち込めた。
桜「・・・そうだね。なんかごめんね? 普段なかなかこういった事言えないから、つい・・・」
「いーえ♪ あ、取り分けますよ。・・・はい! どうぞ♪」
桜「ああ、ありがとう。じゃあいただきます。・・・ん!美味しい!琴音ちゃん料理上手なんだね!」
「ふふふ、ありがとうございます! 桜庭さんが手伝ってくれたおかげですよ」
桜「俺は野菜洗って切っただけだよ。味付けとかは全部琴音ちゃんがやっただもん!琴音ちゃんの旦那さんになる人は幸せだろうなぁ~」
「そんな大げさですよ♪」
桜「はは、なんかさっき会ったばっかなのに不思議だな。琴音ちゃんと話してるとつい色んな事話しちゃうんだ。」
「じゃあ、これからも桜庭さんの色んなお話聞きたいんでメアドと番号交換しません?」
桜「ちょうど俺もそう思ってたんだ。琴音ちゃんなら喜んで!///」
「ホントですか!? やった! 愚痴でも相談でも何でも聞きますんで、いつでも連絡してくださいね♪」
桜「うん。そうだ、記念に一緒に写メ撮らない?」
「いいですね!私も思い出に残したいです!」
桜「じゃあ食べ終わったら一緒に撮ろう」
「はい♪ 撮ったやつ私のにも送ってくださいね?」
桜「もちろん♪」
そう言って笑いかけた桜庭に、琴音は嬉しそうに笑いながら「ありがとうございます!」と返したのだった。
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