2nd down
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桜「!」
「父さんと母さんがケンカして、父さんが頭にきて母さんを灰皿で殴り殺したんです。・・・父さんは自分がしでかした事にショックを受けて、『俺は妻を手にかけてしまった。あの世で妻に謝らなければならない。琴音、あとは頼んだ。』そう言って遺書を私に託して首を吊ったよ。・・・目の前でね。」
琴音の目には怒りと悲しみが入り交じっていた。
その目を見て、桜庭は何も言えなかった。
「私は必死に止めようとした。けど、気が狂い始めた父さんには私の言葉は届かなかったよ。それから私は残された父さんの全財産と中学生になったらプレゼントすると言っていたこの部屋で一人で暮らす事になって、今に至る。・・・父さんの財産のおかげでこうやって生活出来るけど・・・ほんと、無責任な父親だよ・・・」
琴音はギュッと制服のズボンを握りしめた。
桜「琴音ちゃん・・・」
「あ、ごめんなさい!変な話しちゃって! お茶入れますね」
琴音は何事もなかったかのようにキッチンへ入っていった。
桜「(ずっと一人なのに、あんなに明るく振る舞って・・・)」
「あ!そうだ、桜庭さん!夕飯食べていきません?」
桜「えっ!? そんな悪いよ!ただでさえ匿ってもらってるのに」
「そんなの気にしないでくださいよ♪ 今日ちょっと買いすぎちゃったんですよ」
桜「・・・そっか、ならいただいちゃおうかな」
「何か食べたいものあります?なければお鍋にしようと思うんですけど」
桜「お鍋か、いいね」
「じゃあ決定で!ちょっと待っててくださいね」
桜「・・・・・・」
琴音はエプロンを着けてキッチンに立つと、手を洗い、使う食材を残して買ってきた食材を冷蔵庫へ入れた。
「さて、作りますか!」
桜「・・・俺も手伝うよ」
「桜庭さん!座ってていいのに」
桜「いいよいいよ。僕が手伝いたいだけなんだから」
「じゃあお願いしちゃおうかな♪手を洗ったら野菜を洗ってくれますか?」
桜「わかった」
そうして、二人は楽しくお喋りしながら料理を進めていった。
桜「そう言えば、琴音ちゃんは芸能人とかアイドルに興味ないの?」
「んー・・・あんまりないかなぁ。これといって好きな芸能人とかいないし、間近で見ても『あ、芸能人なんだ~』くらいにしか思わないかな 」
桜「へぇ、女の子ってみんなアイドルとか好きなのかと思ってた。学校でも女の子は俺を見て話してたりとかするし」
「ふふっ、桜庭さんは人気者ですもんね♪ でも、私も桜庭さんにちょっと興味あるんですよ」
桜「琴音ちゃんが?」
.
「父さんと母さんがケンカして、父さんが頭にきて母さんを灰皿で殴り殺したんです。・・・父さんは自分がしでかした事にショックを受けて、『俺は妻を手にかけてしまった。あの世で妻に謝らなければならない。琴音、あとは頼んだ。』そう言って遺書を私に託して首を吊ったよ。・・・目の前でね。」
琴音の目には怒りと悲しみが入り交じっていた。
その目を見て、桜庭は何も言えなかった。
「私は必死に止めようとした。けど、気が狂い始めた父さんには私の言葉は届かなかったよ。それから私は残された父さんの全財産と中学生になったらプレゼントすると言っていたこの部屋で一人で暮らす事になって、今に至る。・・・父さんの財産のおかげでこうやって生活出来るけど・・・ほんと、無責任な父親だよ・・・」
琴音はギュッと制服のズボンを握りしめた。
桜「琴音ちゃん・・・」
「あ、ごめんなさい!変な話しちゃって! お茶入れますね」
琴音は何事もなかったかのようにキッチンへ入っていった。
桜「(ずっと一人なのに、あんなに明るく振る舞って・・・)」
「あ!そうだ、桜庭さん!夕飯食べていきません?」
桜「えっ!? そんな悪いよ!ただでさえ匿ってもらってるのに」
「そんなの気にしないでくださいよ♪ 今日ちょっと買いすぎちゃったんですよ」
桜「・・・そっか、ならいただいちゃおうかな」
「何か食べたいものあります?なければお鍋にしようと思うんですけど」
桜「お鍋か、いいね」
「じゃあ決定で!ちょっと待っててくださいね」
桜「・・・・・・」
琴音はエプロンを着けてキッチンに立つと、手を洗い、使う食材を残して買ってきた食材を冷蔵庫へ入れた。
「さて、作りますか!」
桜「・・・俺も手伝うよ」
「桜庭さん!座ってていいのに」
桜「いいよいいよ。僕が手伝いたいだけなんだから」
「じゃあお願いしちゃおうかな♪手を洗ったら野菜を洗ってくれますか?」
桜「わかった」
そうして、二人は楽しくお喋りしながら料理を進めていった。
桜「そう言えば、琴音ちゃんは芸能人とかアイドルに興味ないの?」
「んー・・・あんまりないかなぁ。これといって好きな芸能人とかいないし、間近で見ても『あ、芸能人なんだ~』くらいにしか思わないかな 」
桜「へぇ、女の子ってみんなアイドルとか好きなのかと思ってた。学校でも女の子は俺を見て話してたりとかするし」
「ふふっ、桜庭さんは人気者ですもんね♪ でも、私も桜庭さんにちょっと興味あるんですよ」
桜「琴音ちゃんが?」
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