2nd down
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桜「い、いや・・・てっきりファンの子かと思ったから・・・;;」
女達「「「桜庭くーん! 何処~?」」」
桜「やっば、もう追い付かれた! キミ、ごめん! 俺もう行かなきゃ!;;」
「ファンの子から逃げてるんですか? ・・・なら、ちょっと匿ってあげますよ。家、すぐそこなんで」
桜「えっ、でもそんないきなり女の子の家に・・・」
「このままファンの子達に見つかってもみくちゃにされて疲れて帰るのと、一時的な恥をしのんで安全に帰るの、どっちがいいですか?」
桜「うっ・・・・・・じゃあ、悪いけどお邪魔させてもらうよ。;;」
「よっし、そうと決まればちょっと抜け道使いますか! ついてきてください!」
女の子達に見つからないように慎重に細い路地を通っていく二人。
桜「あの・・・荷物持とうか? 重たそうだし・・・」
「ん? 大丈夫ですよ。慣れてますから♪」
ニコッと桜庭に笑いかけると、彼の頬がちょっと赤くなった。
だが、琴音は特に気にも止めずにすいすいと路地を進んでいく。
「? どうかしましたか? ほら、早くしないと置いてっちゃいますよ!」
桜「・・・あ、うん!///;;」
そして5分後・・・
二人は琴音の住むマンションにたどり着いた。
桜「えっ、キミ此処に住んでるの?」
「はい。さ、見つからない内に行きましょう」
桜「うん。・・・エレベーターで他の人にバレたらどうしよう・・・」
「あ、それは大丈夫です。専用エレベーターあるんで、最上階一直線です!」
桜「・・・え?」
案内されたエレベーターに乗ると、 琴音の言った通り、何処にも止まらず最上階についた。
桜「す、凄い・・・本当に一直線だ・・・;;」
「はい、此処が私の家です♪ どうぞあがってください」
桜「じゃあ、お邪魔します・・・」
―――――――・・・
「まぁ、適当に座ってください」
桜「(正にセレブっぽいオシャレな部屋だな・・・) うん、ありがとう。・・・そう言えば名前聞いてなかったよね?」
「あ、そう言えば。じゃあ改めまして、私は鈴原琴音っていいます。泥門高校の一年です」
桜「俺はもう知ってるだろうけど、桜庭春人。王城高校の二年生だよ」
「ふふっ、なんか自分の家に自分以外の人が居るのって久しぶり♪」
桜「久しぶりって・・・琴音ちゃんのご両親とかは?」
「私が9歳とき・・・亡くなったんてす。私の目の前で。」
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