13th down
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その後、ヒル魔の多彩なブロックの割り当てと策略で太陽スフィンクスを翻弄していた。
そして13対12の1点差で前半を終えた。
「…んー…」
セ「琴音、どうかした?」
「番場さんに投げ倒された時にちょっと肩やられたっぽい」
セ「ええっ!? 大丈夫?;;」
「うーん…大丈夫と言いたいんだけど、どうだろう」
ヒ「……」
そんな会話をしていると、ヒル魔が急に琴音の肩を掴んだ。
「い"っ!!? ;;」
ヒ「…肩、だいぶ腫れてんだろ。着替えて更衣室で休んで来い。代わりに石丸を使う」
「…すみません、これからって時に…」
ヒ「ブロックもやるお前がここで無理して肩壊れる方が痛手だからな」
「様子みてヤバそうだったら戻ってくるので。じゃあ後は頼んだよ」
セ「うん。ゆっくり休んでね」
琴音は皆に一声かけてから更衣室に向かった。
ーーーー…
ヒル魔に言われた通り着替えを済ませて肩をテーピングすると、腫れ上がった肩を氷で冷やしていく。
「(この程度で肩痛めるなんて情けないな…良くなったらもっと練習しないと)」
皆が戦っている中、自分だけがリタイアする悔しさから琴音の目からだんだんと涙が零れていく。
「…くそッ…情けない…!」
止まらない涙を拭い続け、琴音はいつの間にか眠りに落ちていた。
ーーーー…
十「おい琴音!起きろ」
「ん…? 十文字くん…………ああああああああぁぁぁしまった寝てたァァァ!!!! 試合どうだった!!?? ;;」
十文字に起こされ、飛び起きた琴音は十文字に詰め寄った。
十「ひ、引き分けだ(顔が近ェ…///;;)」
「引き分け!? やったね!! …でも引き分けだとアメリカ戦どっちが出るの?」
十「向こうがアメリカ戦譲ってくれたから俺らが出るってよ」
「そっか。ところで皆は?」
十「もう着替え終わってるぜ。俺は呼びに来ただけだからよ」
「マジか。じゃあ早く行かないとだ」
十「… 琴音、怪我したのか?」
「え…?」
十「アイシング落ちてっから…」
「あ〜…ちょっとね!もう痛みも引いたから大丈夫だよ!;;」
十「そうか? 無理すんなよ」
「うん、ありがとうね♪ じゃあ行こうか」
十「……」
十文字はどこか気がかりそうだったが、琴音と一緒に皆の所へ向かったのだった。
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