2nd down
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ふと時計を見た琴音はハッとした。
「・・・あっ!! もうこんな時間! 先輩、私買い物行かないとなんでお先に失礼してもいいですか?;;」
栗「こんな時間って・・・まだお店閉まらないと思うけど・・・」
「今日はスーパーのお魚コーナーがタイムセールやるんです。」
セ「でも琴音はお金持ちなんだし、別にセールじゃなくてもいいんじゃない?」
栗「ええっ!? 琴音ちゃんお金持ちなの!?」
「う~ん・・・まぁ、そんなとこですかね。じゃあ私行くんで!先輩、お疲れ様でした♪」
三人に頭を下げて部室を出ていった琴音は小走りでスーパーへ向かった。
栗「ところでセナくん、なんで琴音ちゃんがお金持ちって知ってるの?」
セ「昨日帰りに教えてもらったんです。阿隈街道をずっと行ったところにある高級マンションに住んでるらしいです」
栗「そうなの!? 琴音ちゃんって凄いね・・・;;」
――――――――――・・・
「っくしゅ! ・・・誰か噂でもしてるのかな・・・っと、セール始まっちゃう!」
琴音は急いでスーパーへ向かった。
【1時間後】
「ふぅ、ちょっと買いすぎたなぁ・・・買っといて何だけど、これ何人分よ・・・;;」
琴音の両手には魚や肉のパック、野菜等でいっぱいになった袋が握られていた。
「まぁ、いいか! 今日の献立は何にしようかな~♪ 焼き魚にしようか、煮物にしようか・・・あ、野菜もあるし鍋もいいなぁ♪」
気分よく献立を考えながら曲がり角を曲がると・・・
どんっ!
「わぁっ!?;;」
?「うわっ!?;;」
勢いよく走ってきた誰かとぶつかって尻餅をついてしまった。
「イタタ・・・;;」
?「あっ!ご 、ごめん!キミ大丈夫!?;;」
「あ、はい、大丈夫です。ありがとう・・・あれ?」
ぶつかった相手が差し出した手を借りて立ち上がると、そこにはどこかで見たことのある背の高い金髪の男性が。
「・・・もしかして、ジャリプロの桜庭さん?」
桜「えっ、あぁ・・・うん。(ヤバい、ファンの子かな・・・サインとか頼まれたらまずいなぁ;;)」
そう、琴音がぶつかったのはCM等で今大人気のジャリプロの桜庭春人だった。
彼は焦っているのか、どこかソワソワしていた。
「そんなに急いで、何かあったんですか?」
桜「・・・え?」
「え?って・・・あれ、私変なこと聞いたかな・・・」
予想外の琴音の言葉に、桜庭は思わずポカンとした。
.