12th down
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「…なんか騒がしいな」
琴音が桜庭の病室へ向かうと、テレビ局の取材陣が慌てて病室から出て行くのが見えた。
「桜庭さーん、お見舞い来ましたよー」
桜「あっ!琴音ちゃ…」
?「まった来よったな!! やかましいんじゃ!出てけ!!!!」
「うわっ!? ;;」
病室に入るなり小学生くらいの少年が琴音に向かって物を投げてきた。
「ちょっとキミ!! 危ないでしょ!岡婦長呼ぶよ!!」
?「なっ!! それは堪忍や…!;;」
「まったく…。ほら、目覚まし時計壊れちゃうよ。それに病院なんだから、あんまりうるさくしてると幽霊でるよ!」
?「そっ、そんなんで、おっ、俺がビビると思うたらっ大間違いや…!;;」
「ほーぅ、じゃあそこのドアの後ろ…キミを見つめる幽霊が…」
琴音が冗談で指をさしたドアが、ギィイィ…と音を立てて動く。
その途端三人の動きが止まる。
セ「明・る・く・登場…」
三人「「「ギャァアァ!!!!!!!!」」」
琴音は思わず桜庭に抱きついた。
セ「わわっ、琴音!僕だよ!! ;;」
「セ、セナにモン太くん…はぁぁぁ~無理、もうヤダ…めちゃくちゃ怖かった…;;」
?「脅したネェちゃんが1番ビビっとるやないか…」
「うるせー…お姉さんは幽霊が割とガチで苦手なのー…;;」
桜「だ、大丈夫?;;」
「だってまさかドアの後ろに居るなんて思ってなかったから…。あっ!桜庭さん首痛めてるのにごめんなさい!;;」
桜「僕は平気だよ!///(むしろラッキーだったし…)」
?「ほな、俺は寝るから静かにしといてや」
桜「あ、うん。…ごめんね」
そして少年はカーテンを少し閉め、そのまま静かになった。
「あーあ、フルーツベシャベシャじゃん…」
セ「すいません、フルーツこんなで…」
桜「いや…ありがとう」
セ「あ、あとですね、アイシールドさんから伝言が…」
桜「わかってるよ、わざとじゃないって。うっかりフィールドに入ったのは僕だ。大体わざと僕を潰すメリットがない。桜庭春人がいなくても王城の戦力は少しも落ちないよ」
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