ツイステッドワンダーランド
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雨上がりの道を歩いた。深夜2時の裏路地を歩いた。あなたが逃げ出した後の、伽藍堂の夜を歩いた。
濡れた道路が鈍く光ったり、ゲオスミンの匂いのする風が吹いたり、月が融けたり、落ちたりする、真夜中。僕たちは部屋から逃げ出したあなたを追って、夜の只中を歩いていた。
#(名前)#さんが逃げた道のりはわかっていた。あなたのことならなんでも、僕たちはわかっていた。その証拠にほら、こんなに簡単にあなたを追い詰めることが出来てしまった。
存外あっけなく追いついた僕とフロイドを見て、#(名前)#さんはこれから死ぬとでも言うようなひどく怯えた顔をした。その様子はまるで食べられる寸前の小魚のように哀れで、ついこのまま殺してしまいたくもなる。
「あはっ、小エビちゃんみーっけ。すげぇ震えてんじゃん」
「そんなに怯えなくとも、何もしませんよ。ね?」
僕たちが一歩近づくと、#(名前)#さんが一歩後ずさる。今更抵抗しても無駄なのに。
そうしてどこにも逃げ場のなくなってしまった#(名前)#さんはついに縮こまって、「ごめんなさいごめんなさい」と譫言のようなことを呟き始めた。
惨めで可哀想な#(名前)#さん。一人じゃ生きていけない#(名前)#さん。僕たちに愛されるしかない#(名前)#さん。どうしようもなく救われないあなたが大好きです。
あなたは僕たちの大切な
「そうでしょう?」「そうでしょ?」
二人で#(名前)#さんを抱きしめると、もう抵抗も反抗もしてこなくなった。それきり虚空を見つめて動かなくなった#(名前)#さんを抱き上げて、僕たちの家に連れて帰ることにする。
「帰ったら何しよっかぁ、まずはお仕置きかなぁ」
「ふふ、もう逃げられないようにしないといけませんね」
ああ、帰ったら#(名前)#さんをどうしようか。足首を切り落とそうか。ベッドに縛り付けようか。薬漬けにしようか。滅茶苦茶に犯そうか。それともいっそ殺してしまおうか。そしてその死体を食べてしまおうか。考えるだけで興奮して足早になる。
世界。に閉じ込められた夜。に閉じ込められた部屋。に閉じ込められたあなた。これからは逃げ出すこともなく、一生僕たちだけに愛されて、ずっとずっと幸せに暮らして、そうして最後は、3人で仲良く心中しましょうね♡