旦那さまは神威くん!!9
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「ちょっと、離れてくんない?
俺、ゆいと話してんだから。」
「パパぁー!」
「だから、俺、キミのパパじゃないし。
やめてくんない?変な誤解招くカラ。」
「う、うぁあああああああん」
神威の言葉に急に泣き出す女の子。
「ちょっと、神威!
ちっちゃい子にそんな事言っても分かるわけないでしょうが!あーよしよし、怖かったねー。」
私は女の子を抱き上げると、あやしてあげる。
「えっっと・・・神夜ちゃんだっけ?」
「うん・・・」
わ、
この子、近くで見るとますます神威に似てんなーー。
「神威・・・。
この子。本当にあんたの子じゃないの?」
「疑り深いなぁーーー。
アイツと子供作る気なんかなかったカラ。」
「・・・・!
その口ぶり・・・やっぱ、あの人の事知ってるの?!」
「今、思い出したカモ。」
そんなことをヘラヘラいう神威。
ていうか、神威はなんでそんな余裕なんだ?
「あ、あの人とはどういう関係だったの?」
「・・・言ってもゆい、傷つかない?」
「い、いいから!」
「まぁ、アイツは妾みたいなもんだよ。
っても、一回しか会ってないケドね?」
「やっぱ、ヤってんじゃん・・・。」
そっか・・・。
神威の子を産むのは私の役目じゃないんだ・・・。
一緒に子育てしたり・・・笑ったり泣いたり・・・神威のそばにいれるのは私じゃないんだ・・・。
「う、うう・・・」
「ゆい?!」
急に泣き出した私に神威はギョッとする。
「わ、私・・・く、悔しい!」
「え・・・?」
「神威に出会ったのが、あの人よりも私のほうが早かったら・・・神威の子供を産むのは私だったのに・・・!」
[ゆい・・・」
「でも、この子は俺の子じゃないよ?」
「だから、なんでそんな事言えんのよ!」
「・・・だって・・・、
俺とアイツが会ったのって、5年前だもん。」
「え・・・?」
「キミ、いくつ?」
神威は女の子にそう問いかける。
「・・・3さい・・・。」
「・・・!!」
「ほらね?」
「うそ・・・」
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