「わ、私、部屋戻ってるね？」


「え。
う、うん・・・。」





私はそう言うと、そそくさとその場を去った。





「・・・なぁ、団長・・・。」


「・・・何？阿伏兎・・・。」






「ゆいのヤツ・・・、
いやこれは俺の勘なんだけどよｫ・・・。」



「なに？
早く言ってよ。」





「・・・もしかして・・・
妊娠してんじゃねーか？」



「・・・！！
なッ・・・！」






「今だって、食欲ねーて言ってたろ？
ありゃつわりじゃねーのか？
それに・・・あいつ最近どことなくぽっちゃりしてきたし・・・。」



「・・・じゃぁ、ゆいはなんで俺に何も言わないのサ。」





「女ってのは色々難しいんだよ！
団長に言うタイミングを計ってんのかもしれねーな・・・。」







ゆいが・・・妊娠・・・？

俺の子を・・・？




「俺、##name1#に確かめてくる！」



「ちょっ、待て団長！」




「何サ。」





「こういう事はゆいが自分の口から言うのを待ったほうがいいんじゃねぇか？」




「なんで俺がんなまどろっこしい事しなくちゃいけないのサ。俺の子でもあるんだヨ？俺に聞く権利はあるでショ。」



「いやまぁそうだけどよ・・・でもゆいだって自分の口から言いてぇかもしんねぇだろ？」



「・・・・。」






「なっ？！団長！」


「・・・・わかったよ。」






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