旦那さまは神威くん!!9
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「ねー、愛夜。
パパって呼んでみて?」
「うー?」
「ほら、パパだよ?
パーパ♪」
「きゃぁっ♪」
「可愛いけど、違うよ。
きゃぁじゃなくてパパ。」
「??」
最近、やたらと愛夜にパパと呼ばせたがる神威。
「もー、神威!
愛夜はまだ生まれたばっかなんだよ?
そんなの言えるわけないでしょ?」
「えー。」
「えーって・・・
そりゃそうでしょ。
赤ちゃんなんだから・・・」
「でも呼んで欲しいんだもん。」
「そんなの私だって呼んでもらってないよ?」
「・・・ゆいは愛夜に
ママって呼ばれたくないの?」
「そ、そりゃ呼ばれたいけど・・・
でもそんなのどうしようもない事だし・・・」
「俺はどーしても呼んで欲しいの!」
「はい?!」
「ほら、愛夜?
パパって呼んでみて?パパだよパパ」
神威は遊んでる愛夜を持ち上げて、
そう言う。
「・・・?」
「ほら!」
「う・・・・うわ~~~ん!!」
神威の催促に、怖くなったのか
急に泣き出す愛夜。
「も、もう!
神威がしつこく言うから愛夜泣いちゃったじゃない!」
私はそう言って、泣いてる愛夜をあやす
「だって・・・
呼んで欲しかったんだもん・・・」
「もう!大人げないこと言わないの!
ほら愛夜?怖くないよ?よしよし・・・」
私が愛夜をあやしていると、
神威が私から愛夜を奪う。
「ちょっ?!
神威?!」
「愛夜っ。
パパって言って?」
「も~。
まだ言わせる気?」
「愛夜のパパだよ?
パパっ」
「あー?」
「あーじゃなくてパパ」
「ぱー?」
また泣き出さないかと心配していたら、
意外にも神威の言う事をマネし出す愛夜。
「おしいおしい。
ぱーじゃなくてパーパ」
「ぱーぱ・・・」
「・・・!
愛夜!パパって言った?!」
「パパっ!ww」
「・・・!!
愛夜っ!」
神威はめちゃめちゃ嬉しそうな顔をすると、
愛夜を抱き締める。
「愛夜っ!
可愛いすぎっ・・・!///」
神威がそう言うと、
キャッキャッ笑い出す愛夜。
し、信じらんない・・・
まさか本当に愛夜がパパって言うなんて・・・
「よく言えたね~愛夜っ♪
ほら高い高い~っ」
「キャッキャッww」
神威はそう言って、
愛夜を高い高いする。
「って!
それ高すぎっ!!!」
神威は愛夜を2メートルくらい上まで飛ばして
高い高いしてた。
「な、なにしてんの?!神威!
愛夜、泣いちゃうじゃん!」
「え?
愛夜、喜んでるよ?」
、
あんだけ高く投げられたら
普通の赤ちゃんなら泣き出すはず。
なのに愛夜は、
キャッキャッ喜んでる。
「愛夜は半分、夜兎なんだし、
これくらいどうって事ないよ。」
「そ、そうなのっ?!」
地球人の感覚からすれば、
あり得ない事だけど・・・
やっぱ、
愛夜って、神威の子なんだって、
今更ながらしみじみとそう思う。
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