旦那さまは神威くん!!9
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「やだ!
断固としてやだからね!」
「こっちだって絶対やだから。」
私たちは今、
何をもめているかというと・・・
神威が、
お産に立ち会うと言い出したのです。
「お産って、ものすごい痛いんだよ?
めちゃくちゃ変な顔になるよ?
めちゃくちゃ醜態さらよ?
そんなの神威に見られたくないもん!」
「そんな事、俺は全然気にしないヨ?
それに・・・ゆいが苦しんでる時に、
俺だけ一人で待ってるなんてヤダもん。」
「そ、そんなの、
立ち会ったって結局何もできないんだから、
一緒でしょ?」
「そんな事ないよ。
手を握ってあげたりとか・・・」
「そんな事されたって、
痛いのは変わんないし。
むしろ痛い時に、神威の事にかまってらんないから。」
「でも・・・
一人だったら心細くない?」
「全然。」
「ひどっ・・・!!」
「と、とにかく、
恥ずかしいから、絶対立ち会いとか
やめて!」
「や、やだ・・・!
俺だって、自分の子供が産まれる瞬間を
見届けたいし!」
「こっちだって嫌だ!』
「俺だって・・・!」
こうして・・・
私たちの戦いはしばらく続き・・・
絶対に引かない神威に、
私がとうとう折れることになり・・・
神威は出産に立ち会うことになった。
溜め息をつく私とは裏腹にちょーご機嫌にもどった神威。
しかも後からきた阿伏兎に、
「俺、出産に立ち会うことになったから」とか、
自慢げに言い出すし・・・
ていうか、ソレって、
自慢することでもないでしょ。
ほんと、
どうなるんだ。
私のお産は・・・
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