旦那さまは神威くん!!8
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「よーお二人さん。
昨日は二人して風邪でも引いたんですかねー。仕事にも来ないなんてよっぽどヒドかったんじゃねーかぃ?(訳;昨日はよくも仕事サボりやがったな、このスットコドッコイ。どんだけ大変だったと思ってんだよ)」
「うん。
確かにひどい病気にかかってるカモ♪恋という病にね☆」
「いや、そこうまい事言わんでいいから!」
「やだナ~。ゆいだってもう俺という病にかかってるクセに♪」
「いや、意味分からんし。」
「おいそこのバカップル。イチャついてるとこ悪いんだが、そろそろ、ご到着だぜ?」
私たちの会話をあきれた様子で見ていた阿伏兎がそう言う。
「あぁ、もう?」
「え?何?到着って?」
「・・・ほら、前言っただろーが。
これから取引先に行くって。
その星についさっき着いたんだよ。」
「あ、そういえば・・・。」
「・・・わかったら、さっさと降りる準備しとけ。」
それだけ言うと阿伏兎はどこかへ行ってしまった。
「じゃぁ行こうか、ゆい♪」
「え?う、うん・・・。」
神威は私の手を握るとスタスタと歩く。
自室に戻ると私たちは星へ降りる準備を始めた。
私はリュックに必要な物を詰めると、ふと隣に居た神威が目に入った。
「あ、あんた、何やってんの・・・?」
「へ?
コレ・・・?」
神威は自分の顔や腕、至る所を包帯で巻いていたのだ。
「俺、夜兎でしょ?
夜兎って日の光に弱いからサ。
外出る時はいっつもこうなんだよね。」
「・・・夜兎って日の光に弱いの?」
「うん。」
「・・・そういえば、星坊主さんも夜兎だから包帯で顔隠してたっけ・・・。」
「星坊主?」
神威はその言葉を聞くとビクッと顔を動かした。
「実は私、あの人の下でずっと宇宙の掃除屋として働いてたんだ。」
「へ~。」
「神威は知ってる?星坊主さん。
宇宙最強とも言われてる生ける伝説。
ほんとすごい人だよね~。」
「・・・・知ってるもなにも、俺の親父だし。」
「へぇ、そうなんだ・・・・
って・・・、
えっ??!!!」
サラッと涼しい顔をしてそんな事を言う神威。
そんな神威とは裏腹に驚きを隠しきれない私。
「えええええええええええええええっっっっっっ????!!!!!!」
「・・・ゆい、うるさいヨ?」
「だって!神威が!!あの星坊主さんの・・・!!そっか・・・!どうりで神威、強いはずだ!!」
「言っとくけど、あんな親父より俺の方が全然強いからね?」
そう言う神威の顔は引きつってるようで・・・あんまり仲の良い親子じゃないのかな?
この話し、あんまりしたくなさそう・・・。
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