旦那さまは神威くん!!8
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「こちらのお穣さんは?」
そういって、ボスらしき人は私を見る。
「・・・ゆいは、俺の女だよ?」
神威はそう言うと、ボスは目を丸くして驚いていた。
「へぇ・・・。
戦う事にしか興味のなさそーなあんたがねぇ・・・。アンタも大変だろ、この男のお守りわ。」
「あははは・・・。」
まぁ、大変っちゃ、大変ですが・・・。
「まぁ、早く席に着きなよ。
せっかくのメシが冷めちまう。」
「わー!どれもおいしそー!
ね、神威!」
そう言って私は神威のほうを見ると、神威はすでに何皿かの料理を平らげていた。
「おめーさんのそういうとこ変わんねーな。
で?今日はなんだって?」
「あぁ。そういうビジネスの事は阿伏兎に聞いて?俺、分かんないカラ。」
「団長!あんた、何しに来たんだよ!ったく・・・今日は、おめーさん達とまた手を組まねーかって話しをしにきたんだ。」
阿伏兎はあきれた顔で神威を見ながらそう言う。
「・・・悪ぃが、そいつはできねーな。俺たちはもう戦う事はしねー。」
「なっ!なんでだ?!」
阿伏兎はそう問いかける。
「俺ら一族は今まで戦う事だけを考えていきてきた・・・。けどな・・・、戦う度に多くの同族が死に・・・。これじゃぁ、俺ら一族は絶滅しちまう。」
「だが、この契約は俺ら第七師団の独断じゃねー。上からのお達しなんだわ。こちらとしても、そう簡単に引き下がるわけにもいかねー。」
「そう言われてもねー・・・。」
これはすぐには話しがまとまらないだろうな・・・なんて事をボッーと考えていると、
ドカッ・・・ともの凄い音が聞こえて・・・
音がする方を振り返ってみると、そこには返り血で真っ赤に染まった神威の姿。
そして・・・神威の腕が、料理を持ってきた人の身体を貫いていた。
「何言っちゃってんの、アンタ?
戦う事はしない?しばらく会わないうちに、脳みそまで溶けちゃったの?」
「・・・・。」
「昔のあんたは、戦いが自分の全てだって言ってたジャン?あん時のアンタはどこいっちゃってワケ?」
「・・・言ったろ?俺も変わったんだよ・・・!」
「俺らは闘って死ぬ。たとえ自分が最後の一人になったとしても・・・。一族が絶滅するから何?そんな事のために戦いをやめるワケ?」
「・・・・アンタはなんにも分かっちゃいねー!」
「・・・分かってないのはどっちサ。
あんたら腰抜けは手を組むにも値しない。
全員仲良く死んでいけばいい・・・。」
「ちょっ・・・!神威・・・!」
私の制止の言葉も聞かず、神威はあっというまに相手の間合いに入ると、すごい勢いで次々と相手を殺していく。
鳴り響く悲鳴と、血が噴出す音・・・。
この風景・・・
どこかで・・・
「クッ・・・。てめぇ・・・。」
ボスは、血まみれになりながら神威を睨む。
「あれ・・・?まだ生きてたんだ。」
「てめーはほんと、あの頃と全く変わってねーな!俺たちが一緒に手を組んで、宇宙の掃除屋どもを処分をした時とよォ!」
え・・・・・?
「・・・・・・。」
「お前、あん時も上の命令聞かずに勝手に宇宙の掃除屋どもを殺しやがって・・・。それで、俺たちが上からどんな仕打ちを受けたか・・・。」
「・・・うるさいよ。」
神威はそう言うと、そのボスの留めを刺した。
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