旦那さまは神威くん!!6
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「なに?」
「私が一年後の時代から来たって話し・・・信じてくれるの?」
「・・・完全に信じたわけじゃない。
けど…アンタが嘘をついてるようには見えないからね。」
「神威・・・。」
「で?
一年後の俺ってどんななの?」
「う~ん・・・。
今の神威とは正反対って感じ。
いっつもニコニコしてて…、私を見つけたらすぐにすっ飛んでくるし、すぐに私に変態発言するし・・・。
でも・・・
すっごく優しくて・・・
誰よりも私のことを愛してくれて・・・」
「それが一年後の俺?」
「うん・・・。」
なんか・・・
神威に神威のこと話すのって
不思議な感じ・・・。
「ふ~ん…。
俺がアンタを…ねぇ・・・。」
そう言っていまだ腑に落ちないといった顔をしている神威。
「まぁ、
一年後の俺がどうなるかなんてどうでもいいけどね。
じゃぁ、俺は行くよ?ゆい。」
「え・・・?
今、私の名前・・・。」
「なに・・・?
呼んじゃ悪い・・・?」
「う、ううん!
そうじゃなくって・・・」
急に名前呼ぶからびっくりした…。
私のこと・・・
ちょっとだけ認めてくれたのかな…
「って!
ちょっと待ってよー!!」
すでに遠くのほうへと歩いて行ってしまった神威。
「アンタさ~、歩くの遅いんじゃないの?
俺、トロいのは嫌いだよ。」
「う・・・。」
トホホ・・・
この毒舌さえ無ければな~。
「ほら、さっさと行くよ。」
「ちょ、ちょっと待っ・・・」
その瞬間・・・
景色がグラッと歪んで・・・
意識が遠のいていく・・・
この感覚・・・
前にもあったな・・・
そう思いながら、
私は意識を失った・・・
<続く>
2010.08.12
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