旦那さまは神威くん!!5
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朝が来た。
フと目が覚めると、目の前には知らない天井。
そして、誰もいない静かな部屋。
「やっぱ、夢じゃない…か・・・。」
どこかで期待してた・・・。
過去にタイムスリップしたのは実は全部夢で、目が覚めたらいつも通りに、神威の部屋で寝居て、そして隣にはいつもと変わらない神威が寝てて・・・。
でも、そこは、神威の自室でもなければ、誰もいない・・・。
「あぁもう!!ウジウジ考えたって、何にも始まらない!!
なんとしても、元の世界に帰る方法を見つけなきゃ!!」
そう言って、私はベットから降りる。
・・・・・・・・
「お~い。ゆい。
メシ持ってきてやったぜ?」
「!阿伏兎!」
「昨日から食ってないんだろ?」
「・・・ありがと…。」
「・・・何シケた面してやがる。絶対元の世界に戻れるさ。」
そう言って阿伏兎は私の頭にポンと手を置いてくれた。
「阿伏兎・・・。有難う。」
「礼を言うのは戻る方法を考えてからな。
・・・にしても、お前どうやってこっちに来たんだ?」
「…なんか、急に視界が真っ白になって・・・気づいたらこっちの世界に居たの・・・。」
「そうか…。
何か来る時の方法が帰るヒントになんねーかと思ったが・・・。」
「うーん・・・。」
「とにかく、コレ食え。
俺はこれから団長と仕事なんだ。」
“団長”
その言葉に、昨日の神威の冷たい瞳を思い出して胸がズキッと痛む。
「お前はここから出ずに、おとなしくしてろよ?仕事から帰って来たらまた様子見に来てやっから。」
そういうと、阿伏兎は部屋から出て行った。
私はあまりお腹はすいていなかったが、ご飯を食べることにした。
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