旦那さまは神威くん!!5
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「分かったか?もし、団長に見つかったらお前さんは殺される。俺から団長に、お前は始末しておいたと言っておく。だからお前は、元の時代に帰る手段が見つかるまで部屋で隠れてろ。いいな?」
元の時代に帰る手段?
そんなの、ほんとに見つかるのかな・・・。
「う、うん・・・。分かった。有難う阿伏兎・・・。」
「良いってことよ、このスットコドッコイ。あ、そうだ。お前さんの名前、聞いてなかったな。」
「あぁ、そうか。私の名前、知らないんだ・・・。ゆいよ、ゆいって言うの。」
「ゆい・・・か。」
それから・・・阿伏兎は私の部屋を用意してくれた。
「ここは、誰も使ってねー部屋だから、誰も近づかねーはずだ。食事とかはまた俺が持ってきてやる。だから、絶対ここから出るんじゃねーぞ?」
「わ、分かったって!ありがとね・・・阿伏兎。」
「あぁ・・・。
じゃぁ、俺はこれから用があるから、出かけるが、くれぐれも・・・」
「分かってるって!外には出ないから!」
なんやかんやで、阿伏兎はどこかへ出かけていった。
阿伏兎が居なくなった瞬間、急にあたりがシーンと静まりかえる。
私・・・ほんとどうなっちゃうんだろ・・・。
このまま、もう元の時代には帰れないのかな・・・。
未来も変わっちゃって・・・・、
もう・・・、あの神威にも会えないのかな・・・。
神威・・・。
会いたい・・・。
あの、バカみたいな声でゆいって呼んで欲しい。
いつもみたいにギュって抱きしめて欲しい。
あの穏やかな瞳で私を見て欲しい。
「愛してる。」って・・・言って欲しいよ・・・。
「神威ぃ~。
会いたいよォ・・・。」
私は、一人毛布に包まりながら泣いた。
神威との幸せな日々を思い浮かべて・・・。
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