たった一人の人
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似てる・・・
似すぎている・・・。
コーヒーを入れる仕草、
目を伏す癖・・・
手の使い方・・・
脚の組み方・・・
横顔・・・
似ているどころの騒ぎじゃない。
そのまんま、あの人だ・・・
「・・・つーか、
お前、なんでここに居んだよ?」
高木先生にそうツッコまれる。
あの後、私は、
半分呆然としたまま、
保健室へと入り、ずっとこの高木先生の動きを凝視していたのだ。
「すっ、すみません。
わ、私、ここの卒業生でして、
この保健室はよく利用していたので、
懐かしくてつい・・・」
「よく利用していた?
病気かなんかだったのか?お前」
「い、いえ…
そうじゃなくって…ここに来ていたのは…その……」
「?」
保健室によく来ていたのは、
せんせーに会いに来ていたから…
そう言おうとしたけど、
なぜかうまく声にならなかった。
「…どうでもいいが、
お前はもう学生じゃねー、とっとと帰んな」