旦那さまは神威くん!!3
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
団長と別れると、今度はゆいが俺の所へやってきた。
「あ!阿武兎!」
「おぉ、これはこれは…団長の嫁さんじゃないですかィ。」
「いや、違うから・・・!///
さっきのが誤解だって、あんだけ言ったじゃん!!」
ちょっとした冗談だというのに、顔を真っ赤にして否定するゆい。
「んな事は分かってるよ。どうせ、団長の方から迫ったんだろ。」
「はっ?!分かってんなら、そういう事言わないでよ!!」
「悪かった、悪かった。で?何か用か?」
「あぁ、そうだったそうだった!
あのさ・・・
「団長の事か・・・?」
「・・・!!
なんで、分かったの?!」
「・・・・・・。」
お前ら・・・。
似たもの同士すぎるだろ…。
そろいもそろって、俺んとこに相談に来やがって…。
みの●んたかっ?!俺は。
「神威ってさ・・・。
彼女とかって居たの?」
「は?彼女?」
「いや!別に深い意味はないですよっ?!///
神威って、モテるみたいだし、そういう人が居てもおかしくないな~って思っただけでッ!」
じゃぁ、なんでそんなにあせりまくってるんだ?と聞きたかったけど、あえてツッコまなかった。
・・・にしても、答えにくい事聞いてくるぜ。
「彼女って呼べる存在は居なかったと思うぜ?・・・けど…。」
「けど…?」
「ほら、団長も男だからさ…なんつーか・・・、溜まるわけよ…。女には分かんねーと思うが…。
だから…、性欲処理のためだけの女はけっこう居たと思うぜ…?」
「せ、性欲処理…?」
ゆいの表情が曇っていく。
「まぁ、そういう女はヤって捨てるから、恋愛感情はないわけだから、彼女とは呼べねーだろ?
団長にとって、恋愛感情の相手はお前さんなんじゃねーの?」
「・・・それはないよ、阿武兎。」
やけに真剣な表情でそう言うゆい。
「・・・なんでそう思うんだ?」
「神威は、私の強さに興味を示してるだけ。
私が強い子を産めば、あとは用なし。ヤるだけの女と変わんないよ・・・。」
「それは違うと思うぜ?」
「え・・・?」
俺の言葉に顔を上げるゆい。
「団長が、女を自分の部屋に絶対入れないの、知ってたか?」
「・・・!!」
「だから、団長がゆいを自分の部屋に入れた時は正直驚いたぜ。」
「・・・・・・。」
「団長は・・・お前に本気だと思うぜ?
まぁ、後はお前次第だけどな。
お前は?団長の事どう思ってんだ?」
「わ、私・・・。
前に神威に襲われた時は・・・死ぬほど怖かった。けど・・・昨日、キスされた時は・・・なぜか、嫌じゃなかった…。」
なんだ…。
ゆいのヤツも満更じゃねーんじゃねぇか…。
世話を焼かせるカップルだぜ…。
「じゃぁ、その思いを団長に言やぁいいんじゃねぇか?」
「え・・・。」
「良いことだけじゃなく、不安な事とか、嫌なこととか、全部言うのが本当の恋人ってもんだろ?」
「いや、恋人ではないケド…。
でも阿武兎、たまには良い事言うじゃん・・・。」
たまにはは余計だ。
「二人でなにしてんの?」
「・・・神威!」
パッとふりむくと、そこには団長の姿が。
「ねぇ、阿武兎。
俺のゆいに、半径3メートル以内に近寄んないでくれる?
「いや、私がいつあなたのものに?」
「ゆい、帰るよ。」
「って、無視?!」
団長は、ゆいの手首を掴むと歩き出した。
相変わらずニコニコ顔だったが、完全に俺に怒ってるな・・・。
こりゃ、後が怖ぇな・・・。
はぁ・・・。
俺って一体・・・。
→
→