木漏れ日の先に
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次の日も、
その次の日も、
高杉さんと会うことはなかった。
どこでなにをしているのかは全く分からないが、
高杉さんは、本当にお忙し人らしい。
「あっ、あのっ・・・。
高杉さんは戻ってきてらっしゃらないですか?」
「・・・。
まぁ~た、アンタっすかぁ~?」
鬼兵隊の紅一点、
来島また子は私を見て、すっごくいや~そうな顔をしてそう言った。
「高杉さんにお会いしたいんですけど・・・」
「・・・。
アンタ、何者なんスか?
噂では、晋助さまが直々に連れてこられたみたいッスけど・・・
なんの才能もなさそうッスし・・・」
私をジロジロみてそういうまた子。
う・・・。
そういわれると、耳が痛い。
「とにかく、
何度聞きに来たって、アンタみたいに怪しいヤツ、晋助さまには合わせられないッス。
大体、晋助さまはめちゃくちゃお忙しい方なんスから、そうそう会えな・・・
「俺がどうかしたって?」
「・・・・!!」
「・・・・!!」
突然、背後から聞こえる低音の
セクシーボイス。
ゾクゾクッとさせるこんな声の
持ち主はひとりしかいない。
「高杉・・・さ・・・」
後ろを振り返れば、
そこに立っていたのは、高杉晋助。
「しっ、晋助さま!
なっ、なんでもないっス・・・!
この女は・・・っ!
「ゆい。
着いてきな。」
「・・・!」
「・・・!」
「はっ、はい・・・はい!///」
*******
「で?
俺になんの用だ?」
「え…?」
とある一室につれてこられたかと思えば、
煙管を優雅に吹かしがらそう言った高杉さん。
煙管を吹かすその姿もなんて艶やかで絵になる人なんだ…///
…って、そうじゃない…!
やっと高杉さんと会えたんだ…!
言わなくちゃっ…!
って、アレ…?
言うってなにを言えばいいんだ…?
「えっ、えっと…、
あのっ…そのっ…」
「…」
高杉さんになにを聞いたって、
元いた世界に帰れるわけない。
いや、そもそも、
私は元いた世界に帰りたいんだろうか…?
確かに家族や友人と会えないのは嫌だけど、
元いた世界に帰ったって、
味気ない日々が待っているだけ。
ほんの少し前までは、
銀魂の世界で、
高杉さんに会って…
恋愛できたらどんなにいいだろうと、
ずっと考えてたけど…
いざ本人を目の前にすると、
この人と自分がどうこうなるなんて、
おこがましすぎて、
到底あり得ないことだと思う。
じゃあ、私はどうしたら…
「おい、♯♯name1♯♯。」
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