木漏れ日の先に
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ガヤガヤ・・・
ガヤガヤ・・・・
ん・・・?
なんだかうるさい・・・?
大勢の人達の騒ぐような音が聞こえて、
目を開ける。
目の前には木の板の天井。
なんだか辺りが暗い・・・
横を向けば、
障子の襖が、中からの明かりで
オレンジ色に灯っている。
「って・・・!
障子の襖?!」
ガバッと起き上がった私は、
辺りの様子に困惑する。
「えっ・・・?!
はっ・・・・?!!」
私はなぜか廊下のようなところにいて・・・
両横には障子の襖が先まで並んでる・・・。
中からはガヤガヤと宴会でもしているような
声や音。
今は夜なのだろうか。
暗い暗い廊下が、
部屋の中からのオレンジ色の光だけで
灯され、
それがなんとも怪しい雰囲気を放っていた。
「なっ、なに・・・?!!!
ここっ?!!」
こんなトコ知らない。
私はただ家で眠っていただけなのに・・・
ここはまるで昔の時代劇にでも出てきそうな場所だ。
狐につままれたかのような出来事に、
一気に怖くなり、
身体がガタガタと震える。
だが、
次の瞬間、
私は更なる恐怖に襲われることとなる。
ガラッ・・・!
ガヤガヤ騒いでいた部屋の襖が急に開いて
中から人が出てくる。
「?!!!!」
その人達の出で立ちに、
悲鳴を上げそうになった。
その人達は、
ちょんまげに、
着物、
腰には刀。
そしてなにより、
なんとも言えないギラギラした雰囲気を放っていて・・・
酔っているのか、
大声でゲラゲラ笑ったり、
幕府がどうのとか、叫んでいて・・・
殺されそうな殺気・・・
怖い怖い怖い怖い怖い・・・!!
これは夢だ・・・!!
それはまるで千と○○の神隠しの千尋さながらの状態で・・・
私はブルブル身体を震わせながら、
その人達が去っていくのをジッと待っていた。
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