時には俺の話をしようか
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「…んせ!せんせー!」
「あ?」
「そんなトコで寝てたら風邪引きますよ!」
「…」
「でもめずらしいですね、
せんせーがうたた寝なんて」
「夢…」
「夢?」
「夢見てた…
今までの俺の人生の…」
「…せんせーの人生?」
「んで夢の最後に…お前が出てきた…
出会った頃のお前の…」
「…!///せんせー…」
「…お前の間抜けズラ」
「?!
だっ、だってしょうがないじゃないですか!保健室開けたら、せんせーと女子生徒がキスしてたんですもん!そりゃ、変な顔にもなりますって!」
「くくくっ!」
顔を真っ赤にして俺に反論する##NAME1##。
その瞳は出会った頃と何一つ変わらない澄んだ強い瞳だ。
「懐かしいな〜」
「なんか良い思い出みたいにいいますけど、私的にあれ、すごい衝撃だったんですけど。なんなら今でもちょっとトラウマっていうか…」
「…悪かったよ」
「え?」
「お前に嫌な思いさせて悪かった。
反省してる」
「ちょ、せ、せんせ!
どっかで頭でも打ったんですか。
もしくは悪いものでも食べたとか」
「あ?」
「せんせーが謝るなんてこと、
たとえ地球が破滅しても有り得ないのに…!あの俺様何様高杉様がっ…!」
「なんだとコラ、てめぇ。
人が素直に謝ってやってるっつーのに」
「ソレですソレ!あーよかったー。
元通りのせんせーだわ〜」
「てめェなぁ…」
「あ〜良かった良かった!
あ、お昼ご飯作りますね?
なにか食べたいものとかあります~?」
そう言いながらエプロンを付けている##NAME1##。
「##NAME1##。」
「はい?」
「出会えてよかった。
愛してる。」
「?!!/////
なっ!///」
「ぷっ!
おめぇ、顔真っ赤」
「だっ、だって、せんせーが!!///
ていうかせんせー顔だけは無駄にいいんですから、真顔でそういうこと言わないでください!心臓に悪いです!」
「あ?誰が顔だけはだコラ」
「そういうトコですよ!」
「…なぁ##NAME1##。」
「はい?」
「婚約指輪…見にいかねーか?」
「?!///」
「いらねーのか?」
「いる!要るに決まってます!」
「お前は一生俺のモンだってしるし…つけとかねーとな」
「…!///せんせ…///」
俺の話しはこれで終わりだ。
だが俺の物語はこれからも続く。
この先の物語には
いつもお前がいるだろう。
いつだって出会った頃と何一つ変わらないその澄んだ瞳で俺を見続けてくれると、
俺はそう確信している。
~時には俺の話しをしようか~完
2021.09.15