時には俺の話をしようか
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銀魂高校に来て3年目の春がやってきた。
ここに来た頃は保健医なんざありえねーと思ってたが、
今となっては、
この保健室は俺の居場所で…
すっかりここにいる自分が当たり前になってた。
春といえば、
周りは新しい環境や出会いに、
期待に胸を膨らませるのかもしれねぇが、
俺にはただ同じ毎日の繰り返しで…
春は眠ぃな…
なんて保健室の窓から見える桜を見ながらぼんやり考えてた。
そう。
この日が俺の運命の日になるとも知らずに…
「し〜ん、すけっ♪」
勢いよく保健室のドアが開いたと思えば、最近俺に会いに来る女子生徒が顔を出した。
「高杉先生って呼べっつってんだろーが」
「え〜いいじゃん…
もう別に浅い仲って訳じゃないんだし?」
ソイツはそう言うと、
座っている俺の後ろから腕を回してきた。
コイツとは、
コイツが初めて保健室に来た時にヤッた。
「学校にバレるとやべぇだろーが」
「はいはい…分かりました、高杉センセ?」
俺はその女にキスをする。
「んっ…あっ…せんせ…」
「なんだァ?キスだけで感じてんのかぁ?」
勘のいいはずの俺が、なぜだか
その時、人の気配に全く気づかなかった。
ドサササ!!
物が落ちる音がして、
ようやく誰かが来たことに気付いた。
そして…
俺は目線を音がした方に向けた。
そこにその女は立っていた。
顔は…
そんなに悪くねぇが、
ガキ臭い女。
だが…
凛とした曇りのない大きな黒い瞳に、
なぜだか目が離せなかった。
まるで…
いいかげんだった俺を見透かすような…
強い瞳…
俺は一生…
この瞳を忘れないだろう…
そう…
これが…
##NAME1##との出会いだった…。
出会い方は正直最悪だったはずだ。
印象としても、ガキ臭い変な女だったはずなのに…
なぜか気になってしょうがなくて…
話せば話すほど面白い女だと思うようになった。
##NAME1##と話すとなぜか自分が自分らしくいられた。
##NAME1##のことばかり考えるようになって…
会いたくてしょうがなくて…
触れたくてたまらなくて…
好きだと自覚するのに時間はかからなかった。
そして、いつからか自分以上に幸せを願える相手になった。
##NAME1##と出会って、
俺は変わった。
本当に人を愛するということがどういうことなのか、##NAME1##が教えてくれた。
ずっと空っぽだった今までの俺の人生はなんだったのかと思うくらいに、
満たされていくのを感じた。
他の女なんて目にも入らねぇ。
すべてのことから##NAME1##を守ってやりたい。
幸せにしたい。
ずっとそばにいたい。
##NAME1##が隣にいれば…きっと俺は一生穏やかな気持ちでいれるだろう。
一生笑い合って…幸せでいれるだろう。
神様なんてもん、
今まで信じちゃいなかったが、
俺は生まれて初めて神に感謝した。
運命の女に出会わせてくれたことに…。
、