いつか王子様が・・・
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いつも夢見てた・・・
いつか王子様が私のことを迎えにきてくれて、
ここではないどこかへ
連れ去ってくれる・・・
そんな夢を・・・
そんな王子様は・・・
「高杉さまなんだ・・・!」
銀魂片手に愛しの高杉さまを見ながらそう思う。
「あぁ!高杉さまこそ私の理想の王子様!」
高杉さまのいる鬼兵隊に入って、
高杉さまのそばにいれたらどんなに幸せだろうなぁ・・・
そんなことを考えて目を瞑った。
************:
*************
“・・・ったい・・・”
”・・・す・・・・・”
ん・・・?
喋り声が聞こえる・・・。
誰?
お母さん・・・?
ていうか、私、
寝ちゃったんだ・・・
声が聞こえてうっすらと目を開ける私。
「目を覚ましやがったぞ!」
「油断するな!
密偵かもしれん!」
「・・・・?!!!!」
目を開けた瞬間、飛び込んできた視界に、
眠気なんて一気に吹っ飛んだ。
目の前には数人の時代劇に出てくるような着物とちょんまげのお侍・・・みたいな人。
そんなひとたちが私に刀を向けて取り囲んでで・・・
私は手足を縛られてた。
「貴様!どこの手のものだ!
名を名乗れ!」
「まさか幕府の手の者じゃあるまいな!」
なに・・・?
コレ・・・?
私、たしか自分ん家で銀魂読んでなかった?
私が寝てる間にお母さんあたりが時代劇体験ツアーにでも連れてきたの?
「おい!聞いているのか!」
「ひっ!!」
大声で怒鳴られ、刀を振りかざされ、
怖くてガタガタ震える。
なに?!
なにがどうなってんの?!
恐怖しかなかった私だが、
次にお侍さんたちがはなす言葉に、
耳を疑った。
「何者だ!貴様!
まさか真撰組の手の者か?!」
「我らが鬼兵隊と知っての狼藉か!」
真・・・撰組・・・?
鬼・・へ、い隊・・・?
「あ、あの・・・
つかぬことをおうかがいしますが・・・、
鬼兵隊とは・・・来島また子とか、武市変兵太
とかのいるあの鬼兵、隊・・・ですか?」
「・・・!!
貴様!なぜ鬼兵隊幹部の来島様と武市様の名を知っている?!」
「・・・・・!!!!!!!」
やっぱり・・・・
やっぱりそうだ・・・・
「い、今って、
天人とかっています?!!!」
「あ?
い、いるが・・・
って!質問しているのはこっちだ!」
「・・・・・!!!!!」
間違いない!!!!
信じられないけど私・・・
銀魂の世界に・・・
タイムスリップしてきちゃったんだ・・・!!!
そんなの・・・
「や・・・」
「や?」
「やったぁぁぁぁぁ!!!!!」
嬉しすぎるよ!!!
マジでそんなことがあるなんて!!!
しかも、鬼兵隊のところにトリップしてこれるなんて、ラッキーすぎる!!!!
「ねぇ!また子と武市変態と万斉はどこにいるの?!そうだ・・・
高杉さま・・・
高杉さまは?!ねぇ、高杉さまはどこ?!」
「なんじゃ?コイツ・・・
急に元気になりやがった・・・」
「まだこっちの質問が終わってないぞ!
静かにしろ!」
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