＊＊＊＊＊＊＊




「##NAME1##、どうだ？」



着物をきつけてもらい、
晋助さんの前に出る。




「どっ・・・
どうかな・・・／／／」




き、着物なんて、七五三以来だよ・・・／／／





「・・・・。
すげぇ似合ってんじゃねーか」



意外にも、
晋助さんは驚いた顔で、そう言ってくれた。





「ほんによう似合っておいでです・・・。」



お店の人もそう絶賛してくれた。






「そ、そうかな・・・／／／」




「これは今江戸で一番流行した柄でございます。
他にも・・・、こちらに数多く揃えております。」



そう言って、店の人はたくさんに着物を出して来た。




今私が来てるのも
すっごい高そうだけど、
後から出してくだのもまたすごい高そう・・・






「そうか。
なら今着てる着物と・・・
あと、そうだな・・・。
そこにある、着物・・・コレとコレと・・・
あと、コレと、コレ・・・もらおうか」



晋助さんはそう言って、
数ある着物の中から適当に選んで、
店の人の前に出した。




「ありがとうございますっ」


「ちょ！
晋助さん？！！」





「なんだ。
もっといるか？」


「いや、そうじゃなくて・・・！
こんなに高価そうなもの、そう何着もいただけませんよ！」




「何言ってやがる。
お前ェにはあっちの世界にいたころ、
さんざん面倒みてもらってたんだ。
このくれーしねーと、俺の面子が立たねぇ・・・
あぁ、それと亭主。」




「はい？」



「この髪飾り、全部くれ」



「はいっ、ありがとうごぜぇやす！」



「ちょ？！」



晋助さんはそう言って、
店に並べてあった、全部の髪飾りを買い出した。






「ちょっ！晋助さんっ」


「うっせー。
夫のやることに口出しすんな」





「でも・・・」



「男っつーのは、愛した女に着物を贈りてぇもんだ。
だまってもらっとけ」


「・・・！
そ、そういうもんなんですか？」






「あぁ。
その着物、すげー綺麗だ・・・。」



晋助さんは
そういって、私の髪に触れる。





「・・・！／／／
晋助さん・・・／／／」









．