私の旦那は高杉さん!!
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カコーンカコーンと鹿おどしの音が聞こえる
庭を歩きながら、
私と晋助さんのお母さんの2人っきり。
「先ほどは驚きましたわ」
「え?」
「晋助さんのあんな表情、久しぶりに見ました。
わたくしの夫・・・晋助さんのお父上が亡くなられてから、晋助さんは高杉家の跡取りとしての役目を果たそうとするため、澄ました顔しかなさらなかったから・・・。」
さっきの掛け合いのことか・・・
「すっ、すみませんっ!
お見苦しい所をお見せして・・・!」
「いいえ・・・。
晋助さんの笑ったり怒ったりする顔が拝見できてよかったわ。
きっとあなたのおかげね。
感謝します」
「いっ、いえっ、
とんでもないです!」
「それと、
晋助さんが異次元に行ってしまったこと。
そして、そこであなたにとてもお世話になったこと。
全部晋助さんに聞きました。
重ね重ね、お礼を申し上げます・・・」
そう深々と頭を下げるお母さん。
「異次元に行ったこと・・・
信じてもらえるんですか?」
「晋助さんはそう言った類いの冗談はお嫌いですから。」
「そう、ですか・・・」
「でも良かったわ」
「え?」
「わたくしがこの高杉家に嫁いで十数年・・・・高杉家を守るためならどんな努力も厭わない・・・そう思って参りました。晋助さんはわたくしの期待に応え、高杉家に立派な跡取りに成長してくれました。
あとは良きお方を妻に迎えて下されば、もう思うことはないと・・・。
けれど、晋助さんは妻を迎え入れることに首を縦には振って頂けず、どんな見合い話しを持って来ても「そんな気はない」の一点張りでした」
「・・・・。」
「それが、突然あなたと共に帰って来て、
結婚したいと・・・。わたくし、涙が出るほど嬉しかった・・・」
そう言って、ホロリと綺麗な涙を指で拭うお母さん。
そんな姿もまるで一枚の絵のように綺麗・・・////
「##NAME1##さん・・・」
「はっ、はい・・・!」
「晋助のこと・・・よろしくお願いしますね・・・」
「こっ、こちらこそ・・・!////」
しっかりと手を握られ、
私を見つめるお母さん。
見れば見るほど、
ほんっとーーーに綺麗・・・///
前に、晋助さん、
お母さんに似てるっていってたけど、
本当にソックリ・・・
髪の色とか、
切れ長の目とか・・・
あ、ちょっと目を伏して喋るとことか・・・
なにからなにまでソックリ・・・・
まるで晋助さんをそのまま女の人にしたみたいな・・・
「・・・。
どうなされました?」
「や、そっ、そのっ、
お母様があまりに綺麗なものでその・・・っ///」
私がそう言うと、
お母さんは一瞬驚いたような顔をした後、
笑った。
「ふふっ・・・
面白い方だわ・・・」
そう笑う姿も本当に綺麗で・・・
嫌味な感じとか全然なくて・・・
一緒にいるだけで、
ふんわりした気分になる不思議な人・・・。
というか、
こんな綺麗で可愛らしい人が、
本当にお母さんだなんてまだ思えない・・・
「あ、あの、
つかぬ事をお伺いしますが・・・」
「はい?」
「お母様って、今おいくつですか?」
「わたくしですか?
今、34ですが・・・」
「さっ、さんじゅうよんっ・・・・?!!!!!」
わっ、若っっっっっっっっっっ!!!!
私のお母さんなんて、46だよ?!
一回りも違うじゃん!
えっ、ってことはなに?!!
16歳の時に晋助さん産んでるってこと?!!
わ、私より2つも若くして、
嫁いで、子供産んでるなんて・・・
あり得ない・・・・。
「晋助さん産んだのって、16歳の時ってことですよね?」
「えぇ・・・まぁ・・・」
「ま、まじですかっ・・・」
「・・・それがなにか?」
「い、いえっ、
若くして苦労されてたんだなーって・・・」
「若く?
ごくごく標準的だと思いますが?」
そ、そういえば、
晋助さんもおんなじようなこと言ってたよ・・・
「・・・##NAME1##さんも頑張ってくださいね」
「え?
なにをですか?」
「高杉家の跡継ぎを、一日も早く晋助さんとの間に
成して下さい」
「・・・!!///
えっ・・・・いや、あの・・・」
めちゃめちゃ真剣に頼んでくるお母さんに
なんて言ったらいいか分からずにいると・・・
「・・・・それなら問題いらねぇ、お袋。
すぐにでも孫の顔が見れると思うぜ?」
「・・・!
晋助さん・・・!」
そこに居たのは、
晋助さん。
「まぁ・・・。
それなら高杉家も安泰だわ。」
「フッ・・・。
そういう事だ」
晋助さんの発言に
めちゃめちゃ喜ぶお母さん。
ふ・・・、
2人ですごい盛り上がってる・・・
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