私の旦那は高杉さん!!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
今更な話しだけど、
晋助さんはモテる。
めちゃめちゃモテる。
『見て!
あの方、なんてイイ男っ~』
『もしかして、あの有名な
鬼兵隊総督の高杉様じゃ?!』
『嘘っ?!
心も溶かす二枚目だって噂の?!』
『噂どおり、
なんてイイ男なのかしら~っ』
晋一の着物とか、
色々取り揃えるために、町に出かけた
私達。
ちょっと店の前で晋助さんに待っててもらって、戻ってきたら、周りの女の人たちが
晋助さんを見て、口々にそう言ってた。
「あの・・・っ
もしや鬼兵隊の高杉さまでいらっしゃいますか?」
「・・・あ?
・・・そうだが?」
「キャーー!!
本物よっーー!!///」
「近くで見ると、
ますますイイ男~///」
「こんなイイ男、
見たことないわ~///」
「なんだ?テメーら」
「あの~
もしよければ、
私達とお近づきに~・・・」
「決して退屈はさせませんわ・・・」
「よろしいでしょ?
総督様ぁ・・・」
・・・!!
まさかのお色気作戦!!
ベタベタ晋助さんにくっついて、
これでもかというくらい
お色気を振りまく美女たち!!
ま、まさか、
晋助さん、
あの色気でホイホイ付いてっちゃうんじゃ・・・!
うん、ありえる!
だって、晋助さんだもん!!
「ねぇ、いいでしょ~?
総督さまぁ~?」
「あ?
俺、結婚してんぜ?」
しれっとそう言う晋助さんの言葉に、
誘惑していた女の人たちが
凍りつく。
「「「けっ・・・!
結婚・・・?!!!!」」」
「あぁ。
ついでに子供もいる。」
「「「・・・・う、うそっ?!!!」」」
「そういうわけだ。
他当たんな」
そう言って、晋助さんは
バッサリと女の人たちを振った。
女の人たちは
「うそ~~?!」「あんなにイイ男なのに~~」「あれで妻子持ちなんで、詐欺よ~!」
とか、嘆きながら去っていった。
そして
晋助さんは何事もなかったかのように、
平然とした顔をしていると・・・
今度は・・・
「あらっ?
高杉様じゃなくって?」
「あら。ほんとっ。
高杉様だわ~。
お久しぶりでございますぅ~」
明らかに、
遊女の格好をした女の人たちが、
晋助さんに親しげに喋りかけた。
「・・・!
おぉ。久しぶりじゃねーか」
・・・!!
さっきの女の人たちとは売ってかわり、
晋助さんのほうも、親しげに挨拶を返していた。
「高杉様ったら、最近全然お店に来てくださらないから・・・」
「高杉様が来てくださらないと、
遊女たちに精が出なくって、困っておりますのよ?」
「そうですわ。
高杉様がウチのよく通ってくださってた時なんて、遊女たちが高杉様を取り合って、それは大変でしたものね・・・」
「ほんとほんと。
遊女をここまでたぶらかすなんて、高杉様は本当に罪作りなお方ですわ」
「フッ。
そりゃ、悪かったな。」
「また前のようにウチの店を贔屓にしてくださいませ、高杉様~」
「そうですわ。
高杉様好みの遊女もたくさん揃えておりますのに・・・」
「そりゃ有難ェが、
俺ァ、もう遊郭には行かねーんだ」
「・・・?
・・・と言いますと?」
「・・・身を固めてな。
子供もいんだ」
「・・・・!!
まぁ!それはそれはっ・・・
おめでとうございます・・・!!」
「高杉さまが・・・!
いつの間に・・・」
「まぁ、
色々あってな・・・」
「あの高杉様がお父様だなんて・・・
なんだか信じられませんわ~」
「そうかぃ?」
「えぇ。
あの頃は、“身を固める気なんてない”って
ずっと言ってましたし」
「一人の女性に縛られたくないって考えのお方だと思っておりましたわ」
「まぁ、俺も変ったんだよ」
「奥様が羨ましいですわ~」
「ほんと~。
世の女性を夢中にするような殿方を独り占めできるんですものね~」
「それじゃぁ、わたくしたちはこれで・・・。
失礼いたします~」
「高杉様、
奥様と末永くお幸せに・・・」
「おぅ、ありがとよ」
そう言って、遊女たちは
帰っていった。
それを見届けて、
私は晋助さんの前に姿を出す。
「おぅ。##NAME1##。
もういいのか?」
「・・・はい。」
「だ~♪」
「おぉ、晋一。
買い物、楽しかったか?」
私の腕の中にいた晋一を
愛しそうにみて、
抱き上げる晋助さん。
「・・・どうした?
##NAME1##。」
私の顔を見て、
不思議そうに問う晋助さん。
「・・・晋助さんって、
やっぱモテますよね・・・」
「は?」
「さっき・・・
女の人に声かけられてましたよね」
「・・・!
お前ェ、見てたのか?」
「はい。
美人の3人組に声かけられてましたね。」
「あ?
あんなん、俺じゃなくても誰でもいいような連中だろ・・・・?
・・・・っつーか!お前ェ・・!!
それ見てたつー事は・・・っ」
「・・・遊女の人と親しげに喋っているのも
見ましたよ?」
「・・・・!!!!」
私のその言葉に、
激しく動揺する晋助さん。
「ちっ、ちげーんだ!!##NAME1##・・・!
アイツらは・・・っ」
「分かってます。
私と出会う前に通ってらっしゃったんですよね?」
「えっ?あ・・・えっと・・・
まぁ、そう、なんだが・・・」
「・・・よく通ってらっしゃったらしいですね?」
「・・・・!!
いやっ・・・そのっ・・・!」
「遊女たちが晋助さんを取り合ってたとか・・・。
想像がつきます。さぞ大勢の遊女に手を出してたんでしょうね・・・」
「・・・・・っ!!
##NAME1##!!落ち着けっ!!」
「・・・・別に怒ってません」
「・・・?」
「ただ・・・
晋助さんの袖を引く方は大勢いるから・・・
いつか晋助さんがそういう人たちの方にいっちゃったらどうしようって・・・
そう思っただけです」
「・・・・・。」
「江戸では、愛人とかそういうの、当たり前なんでしょう?
私、美人じゃないし・・・晋助さんがそういうの作ってもおかしくないなって・・・」
「お前・・・
全然自分のこと分かってねーな」
「え?」
「俺ァ、お前がいりゃ、
他の女なんざいらねーんだよ」
「・・・!」
「お前以外の女なんて見えねー。
お前しか考えらんねー」
「・・・!!///」
「この先何年経っても、
そりゃ変んねーよ」
「晋助さん・・・///」
あぁ・・・
晋助さんはいつだって、
私の心の中のモヤモヤを一瞬にして、
消してしまう・・・
「ほんと、ヤキモチ焼きの女は困るぜ・・・
なぁ?晋一?」
「うー?」
「・・・!!///」
「いくぜ?##NAME1##」
「・・・!
はい!」
私はきっと・・・
もうこの人なしには歩くこともできない。
だから・・・
ずっとずっと・・・
そばにいてね?晋助さん・・・
.