私の旦那は高杉さん!!
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「まぁ~。
幼い頃の晋助さんにそっくりだわ・・・」
私が産気づいたと知って、
急いで駆けつけてくれた晋助さんのお母さんは、
手馴れた手つきで赤ちゃんを抱き上げると、
そう言った。
「ほんとですよねっ。
私も初めて顔見た時びっくりしちゃいましたもん。」
そう。
赤ちゃんは晋助さんそっくり。
遺伝って怖い・・・
「跡継ぎも産まれて、
これで高杉家も安泰だわ・・・」
赤ちゃんを愛しそうに見つめながら、
そう言うお義母さん。
「うぅぅ~」
「あ~よしよし。
やはり私より母の方がいいわね・・・。
##NAME1##さん、お返しするわね」
「あ、はいっ」
そう言って、
お義母さんから赤ちゃんを受け取る。
「ん・・・」
時々声を漏らして、
すやすやと眠る我が子が
可愛すぎて可愛すぎて・・・
頬が緩む。
晋助さんなら、
どんな表情でこの子を見て、
どんな事を言ってくれるかな・・・
戦が終わるまであと数ヶ月・・・
早く晋助さんにこの子を抱いてもらいたいよ・・・
そんな風に思っていたら、
突然廊下から
ドスドスとものすごい足音が聞こえて・・・
私のいる部屋の前でその足音が止まったかと
思えば、
バンッ!!!!
とものすごい勢いで襖が開いた。
そして、そこに立っていたのは・・・
「しっ・・・
晋助さんっっっっ??!!!!!!!」
そこにはいるはずのない晋助さんの姿。
その格好は、
今の今まで戦で闘ってましたと言わんばかりに
血と土でまみれ、
走ってきたのか、
すごい汗。
「ど・・・うし・・・
「##NAME1##!!!!!!!
無事だったかっっっっっっ!!!!!!」
大声でそう言って、
私を抱き締める晋助さん。
「し、晋助さん・・・///
な、んで・・・ここ・・・に?
い、戦は・・・?」
「お前ェが産気づいたっつー知らせを聞いて・・・
速攻で敵軍を壊滅させて、
ここまで来た・・・」
「えぇ?!!
な、何ヶ月もかかるはずの戦を?!!」
そんな無茶苦茶な事が
ありえるの?!
「お前ェのためならわけねぇ・・・。
で?ガキは・・・・」
「・・・・それなら、ここにいますよ?」
「うぅ~。」
赤ちゃんの声を聞いて、
パッと私の身体を離す晋助さん。
私の腕の中にいる赤ちゃんを見て、
一瞬目を見開いた後、
ものすごく安心した顔をした晋助さん。
「無事・・・
生まれたんだな・・・」
「はい。
あなたの子ですよ?
抱いてあげてください///」
私はそう言うと、
腕の中にいる赤ちゃんを晋助さんに
渡す。
晋助さんはぎこちない感じで、
赤ちゃんを抱っこした。
「ほら。
お父さんだよ?
あなたのためにお父さん、頑張って帰ってきてくれたんだよ?」
「うぅ~」
晋助さんの腕の中で
安心した表情でスヤスヤ眠る赤ちゃん。
その表情はまるで天使のよう。
「男か?」
「はい。」
「そうかっ。
でかしたぞっ、##NAME1##」
やっぱり、
まずは跡継ぎ息子をって
言ってたから、
息子と聞いて、嬉しいのか、
すごく上機嫌な晋助さん。
「・・・##NAME1##。
よく頑張ってくれたな。
お前は本当に最高の伴侶だ」
晋助さんはそう言って、
私を抱き締めてくれる。
「だって晋助さんと約束しましたから。
元気な赤ちゃんを産むって」
「・・・##NAME1##。」
「わたくしはお邪魔だったかしら?」
お義母さんはそう言って立ち上がる。
「いえっ!
そんな・・・」
「せっかくの夫婦水入らずを邪魔しちゃ悪いわ。
わたくしは出ていますね」
「あの!
お義母さん・・・」
お義母さんはそう言って出て言っちゃった。
「気使わせちゃったかな・・・」
「別に構わなねーだろ。
事実、俺も今は3人でいてぇし・・・」
“3人”という言葉に、
家族が増えたんだなぁっていうのを実感する。
「フッ。
こいつ、父親が帰ってきてるっつーのに、
起きもしやがらねー」
「そりゃ、産まれたての赤ちゃんですから・・・」
口悪くても、
顔ではすっごい愛おしそうに赤ちゃんを見てる
晋助さん。
「この子、将来絶対カッコよくなりますよ!」
「そりゃ、俺に似たんだ。
ほっといてもイイ男に育つだろ。」
「自分で言います、ソレ?
ていうか、晋助さんもやっぱりこの子、
自分似だと思うんですか?」
「あァ。気持ち悪いくれーに似てらァ。
最初見た時、驚いたぜ。」
ちょっと渋ったような顔をする
晋助さんがおかしい。
「ふふっ。
私です。あぁ、やっぱ、
晋助さんの子だなぁって・・・」
「そりゃそうだろ。
俺の子じゃなけりゃ、誰の子だつーんだ。
浮気でもしてんのか?テメー」
「しっ・・・!///
してませんよ!///
するわけないじゃないですか!///」
「分かってらァ。
お前の身体は、俺じゃねーと満足できねーように仕込んだんだ。浮気なんざできるわけがねー」
「・・・?!///
ちょ!子供の前ですよ?!///」
「・・・まだ赤ん坊だろ?
それに寝てるし」
「そ、それでもダメです!///」
「別にいーだろ?」
「~~!!///
か、顔はともかくとして!
そういう性格だけはこの子には似ないで欲しいです!!」
「あァ?
なんだと、コラ!」
「その口調もです!!
子供にうつるからやめてください!」
「てめっ・・・!」
「・・・大体晋助さんは・・・
・・・・っ」
「##NAME1##?」
突然出た涙。
あれ・・?
なんで・・・?
「##NAME1##・・・。
不安な思いにさせて悪かった」
晋助さんはそう言って、
私の頭を撫でてくれた。
「晋助さんっ・・・」
「本当にでかした。##NAME1##。
一人で・・・よく頑張ったな。」
「ほんとはっ・・・
一人で・・・怖っくて・・・
晋助さんに・・・そばにいて欲しっ・・・
くてっ・・・!」
「あぁ・・・。
すまなかった・・・##NAME1##・・・」
「・・・!
ちっ、違うんです・・・!
晋助さんは悪くない・・・!
晋助さんのほうが、私よりずっと頑張って・・・・だから・・・」
「それは違うぜ、##NAME1##」
「え?」
「俺には鬼兵隊の仲間がいて・・・
一人じゃねぇ・・・。それに・・・
今まで戦なんざ何回も経験して、慣れてるしな。
だが、お前は今まで経験したこともねー不安と必死に戦いながら・・・たった一人でコイツの事産んで・・・
ほんとに偉ェよ・・・。俺なんざよりよっぽど・・・頑張ったよ・・・」
「っ・・・
晋助さん・・・・!///」
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