私の旦那は高杉さん!!
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それから、
一人での生活が始まった。
といっても、召使の人もいるんだけどね・・。
「晋助さん・・・。
今頃どうしてるかな・・・」
そう思った瞬間だった。
「うっ・・・」
突然、激しい痛みに襲われて、
その場にしゃがみこむ。
「まさかっ・・・」
陣痛始まったの?!
でもまだ予定日まで一ヶ月くらいあるのに・・・
「奥様?!
どうされましたか?!奥様!」
その場に来た召使はしゃがみこんでいる私に駆け寄ってきた。
「陣痛っ、来たみたい・・・ですっ!」
「・・・!たっ、大変!
い、いますぐ、産婆を呼びます!」
「お、お願いします・・・っ」
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そうして、
お産が始まった。
「うっ、うぅぅーー!!」
縄を持って、必死に痛みから耐える私。
「まだ力まないでください!」
産婆さんにそういわれるものの、
痛すぎて、力まずにはいられない。
お、お産って、
痛いんだろうなと思ってたけど、
想像をはるかに超えて痛い・・・!
死ぬ・・・!
晋助さん、助けて・・・っ。
「うっ・・・!」
陣痛が始まってから、
数時間、激しい痛みが来ては、マシになって、それの繰り返し・・・
また始まって間もないというのに、
私は汗でびっしょりで、
かなりしんどい・・・。
「なかなか開きませんね~。
これはかなり難産になるかもしれません。
覚悟しておいてください」
えぇ?!
い、今の段階ですでにしんどいのに・・・
これからだなんて・・・
し、死ぬ・・・
「ご主人のためにも、
元気な赤ちゃんを産みましょうね!」
「・・・!
は、い・・・!」
そうだ。
今晋助さんも戦で闘ってる。
私も頑張らなくちゃ。
それからまた数時間が経って・・・
「力んでください!」
「んんんんんーーーー!!!」
力んでも力んでも、
なかなか出てきてくれなくて・・・
お産が始まってから何時間が
経ったかも分からない。
「今頭が出てきましたよ!
もうひと頑張りです!」
「んんっーーーー!!
はぁっ・・・・んんーーー!!!」
晋助さんっ!
晋助さんっっ!!
心の中で、
何度も晋助さんの名を呼んだ。
痛くて、つらくて、しんどくて・・・
なんども呼んだ。
そして・・・
「おぎゃーーーーーーー!!!!!!!!」
元気な泣き声が部屋中に響き渡る。
「おめでとうございます。
元気な男の子ですよっ」
その瞬間、
全身の力がフッと抜け、
放心状態。
「よくがんばりましたね。
あなたの赤ちゃんですよ」
そう言って産婆さんが
私の方に赤ちゃんを持ってきてくれた。
真っ赤な顔をしておぎゃーおぎゃーと
泣いてる赤ちゃん。
私と・・・
晋助さんの赤ちゃん・・・
晋助さんの赤ちゃん・・・
私、
無事に産めたんだ・・・
嬉しくて・・・
嬉しくて・・・
涙がぶわっと溢れた。
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