私の旦那は高杉さん!!
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目が開けられないほどのまぶしい光が段々と
消えていく。
私は恐る恐る目を開けた。
「・・・・・・!!!!!!!」
そこに広がっていた景色は、
私がさっきまでいた自分の家のリビングではなく、
いわゆる時代劇とかに出てきそうな、
木で出来た家とか、田んぼとかが並ぶ村だった。
「どうやら江戸に帰ってこれたらしいな・・・」
「・・・・・!!
う、うそ・・・」
マジでタイムスリップしちゃったんだ私・・・
現実にそんな事があるんだ・・・
「行くぞ」
高杉さんはそう言うと、
どこかへ向かって歩き出す。
「え。
行くってどこへですか?!」
「決まってんだろ?
俺ん屋敷だよ。」
「・・・!
あ。そっか・・・」
「おら、行くぞ?」
高杉さんはそう言って、私の手を引く、
「・・・!///
はっ、はい・・・///」
しばらく歩いて・・・
ある所で高杉さんは止まった。
「着いたぞ」
「着いたぞって・・・え?!
ここ・・・・・?!えぇぇぇぇぇぇぇ?!!!!」
「?
なに驚いてんだ?」
私たちの前にそびえ立っているのは、
時代劇で大名とかが住んでそうな、
超豪華なお屋敷だった。
どこからどこまでがこの屋敷なのか分かんないくらいデカい屋敷の門には確かに「高杉」と書かれていた。
何を驚いているのが分からないという顔で、
高杉さんはなんの躊躇もなくその屋敷の門をくぐる。
門をくぐると、
死ぬほどデカい庭園には鹿おどしとか、
池には鯉が何匹も泳いでいた。
「入れ。」
門から長い長い庭園を通って、
やっと屋敷の玄関にたどり着く。
「お、お邪魔しますっ。」
私は遠慮がちにそう言って、屋敷の中に入ると、
ある部屋に通された。
「あー、やっと帰ってこれたぜ。」
高杉さんは畳に座ると、
あぐらを掻いてそう言う。
私は畳に慣れてなくて、
とりあえず正座をして高杉さんの横に並んだ。
「これから・・・
お袋にお前を紹介する。」
「・・・!」
「お前と結婚してぇと伝える。
いいな・・・?」
「はっ・・・いっ・・・///」
高杉さんはとても優しい目で私を見ながらそう言う。
い、いよいよ
高杉さんのお母様とご対面かぁ・・・
ど、どんな人だろ・・・
たしか前に高杉さん、
お母さんは京都一の美女だったとか言ってたよね・・・
って、事はやっぱ相当美人なんだろーな。
でも・・・
こーんな立派なお屋敷の奥様って事は・・・
すっごく厳しい人なのかもっ!
そ、そういえば、
あの椿さんを高杉さんの嫁にって仕向けたのって、
お母さんなんだよね。
椿さんと結婚するはずだった高杉さんが、
私なんかと結婚するって聞いたら、
いい気しないんじゃ・・・
それでなくても、
高杉さんって、跡取り息子みたいだし・・・
私なんかが嫁に来るって聞いたら・・・っ!
「おい、
お前、さっきから顔がおもしれーことになってんぞ。」
「えっ・・・」
「クククッ・・・赤らんだり、
青ざめたり・・・忙しいやつだな」
「わっ、笑わないでくださいよー///」
面白そうに笑う高杉さんに恥ずかしくなる。
「可愛いヤツだな、お前は・・・」
高杉さんは愛しそうに私を見ると、
私の髪を撫でた。
「・・・!///」
そんな高杉さんの仕草にキュンとしていると、
襖が開いた。
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