私の旦那は高杉さん!!
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「鬼兵隊が出兵するぞー!!」
今日は、晋助さんが戦に行く日。
周りには、たくさんの人がその様子を見守ってた。
「晋助さんっ、
これ、おにぎりとお茶ですっ」
「おう、悪ぃな」
「あと、お守りと・・・
えっと、それから・・・」
「・・・##NAME1##、
心配すんな」
晋助さんは私の心情を察したように、
私の頭にポンッと手をおく。
「お前ェはこの俺が負けるとでも思ってんのか?」
「い、いえ・・・っ」
「んな心配してる暇があんなら、『お帰りなさいアナタ、ご飯にします?お風呂にします?それともア・タ・シ?』の練習でもしとけ!」
「・・・!///
そっ、そんなこと言いませんよ!///」
晋助さんがそんなことをいうから、
おかしかった。
「じゃぁ、いってくる」
「い、いってらっしゃいっ」
「鬼兵隊、出陣ーーー!!」
晋助さんのそのかけ声と同時に、「オオー!!」
という叫び声が響き、鬼兵隊が出発した。
私は隊の先陣をきる晋助さんの後ろ姿を、
見えなくなるまで眺めていた。
**********
晋助さんが出兵した日の夜がきた。
外は真っ暗で・・・
シーンと静まり返る部屋の中、
急に怖くなった。
私は1人、晋助さんがいつも着てる着物を
抱き締めて、布団に籠る。
晋助さん・・・
今どうしてるんだろう・・・。
いつ帰ってきてくれるんだろう・・・?
晋助さんは大丈夫って言ってくれたけど、
でももし・・・
もし晋助さんが、し・・・死んじゃったら・・・
もう二度と晋助さんに会えなくなるの?
晋助さんの言ってくれた「愛してる」の言葉を二度と聞く事ができない。
いつも私を抱き締めてくれる時に感じるぬくもりや匂いも..
すっごく優し表情で笑ってくれるあの顔も・・・
二度と見る事ができない・・・
「やだよ・・・
そんなのっ・・・やだっっ・・・晋助さっっ・・・!」
晋助さんっ・・・会いたい・・・
私はもう・・・
あなたなしでは生きてけないよ・・・
「晋助さんっ・・・!」
「・・・呼んだか?」
「・・・・・!!」
夢でも見てるんだろうか?
目の前には、晋助さんの姿が。
「し、晋助・・・さ、ん?」
「ったく、さっきから何度も呼んでんのに。
夫が帰ってきてんのに玄関に出てもこねーとは、
お前はそれでも俺の妻・・・・
「晋助さんっ・・・・!!!!!」
私は泣きながら、晋助さんの胸に飛び込んだ。
「おっ、おかえりなさいっ・・・晋助さんっ・・・
おっ、お食事にしますかっ・・・そっ、それともおっ、
お風呂にしますかっ・・・・・
そっ、それとも・・・あっ・・・・たっ・・・しっ?」
「・・・・!
・・・もちろん、お前ェに決まってんだろ?」
晋助さんはそう言って、ぎゅうっと私を抱き締めてくれた。
「うっ、うえぇぇぇぇぇんんんんんっ!!!」
私はとにかく嬉しくって嬉しくって泣きじゃくった。
「おいおい、んな泣くヤツがあるか。
ガキかっ、お前はっ・・・」
晋助さんは笑いながらそう言う。
「だっ、だってっ・・・!
晋助さんが帰ってきてくれて嬉しいんだもん・・・!」
「んな騒ぎ立てなくとも、
今日の戦の相手はずっと格下だから、最初っから楽勝だったんだぜ?」
「・・・!そ、そうなんですか?」
「あぁ。」
「そっ!それならそうと、なんで言ってくださらなかったんですか!」
「言ってなかったか?」
「言ってないです!!」
私は晋助さんの胸を叩くと、
その手をぎゅっと握られた。
「悪かった、泣かせて・・・」
晋助さんはそう言って、私の頬を流れる涙を拭う。
その仕草だけで、
この人を許してしまおうと思えてしまうのは、
どうしてだろう・・・?
「しっ、晋助さんがいるからっ、私っ、こっちの世界に来たんですよ?!」
「あぁ。」
「なのに晋助さんがいなくなったら・・・
わ、私、これから生きてけないですっ・・・。」
「・・・あぁ、そうだな」
「わ、分かってます?!」
「あぁ、分かってる。」
「だ、大体、晋助さんは身勝手すぎますっ!
今はあなた1人で生きてるわけじゃないんですから、
もっと私の事も考えて・・・・んんんっ?!!!」
突然降って来た口づけ。
「俺も・・・お前なしには生きていけねー・・・。
お前のいない世界なんて、考えらんねーよ・・・」
「・・・晋助さん・・・///」
「俺らはこの先・・・何年も何十年も・・・
ずっと一緒だ」
「はい・・・///」
「俺が死んだ時は、
お前ェも連れてくから覚悟しとけ」
「・・・・!
はいっ!晋助さんと一緒なら、地獄でも喜んでお供しますっ!」
「フン・・・
ほんとかよ。
お前、意気地なしのクセに」
「ほっ、ほんとですよ!
晋助さんこそ、私が死んだら一緒に死んでくれるんですか?」
「あたりめーだ。
お前ェのいねー世界なんて、用はねぇ。
喜んで命を断ってやるよ」
「晋助さん・・・」
私たちは抱き合う。
そして、どちらからともなくキスをした。
「んっ・・・はぁっ・・・んんッ・・・・」
そのキスはどんどんと深いものに代わり、
次第に息を荒くなる。
「いいか・・・?」
晋助さんのその言葉のさす意味が、分からないはずもない。
「はい・・・///」
「・・・・!
やけに素直じゃねーか・・・」
「だ、だって・・・///
晋助さんと一つになりたいから・・・///」
「・・・!
お前ェ、んな事言うんじゃねー、
優しく抱けなくなるじゃねーか・・・」
「いい、です・・・///
晋助さんになら、この身体をどうされても構いません」
「・・・!
##NAME1##・・・っっ」
晋助さんは私の首筋に吸い付きながら、
私の着物を脱がす。
「晋助さん・・・///」
晋助さんの匂いがする・・。
もっとその匂いを感じたくて・・・
必死に晋助さんに抱きついた。
「##NAME1##・・・、愛してる・・・」
「私もっ・・・晋助さんのことっ、
愛してるっ・・・・」
私たちは布団に上に倒れ込んだ。
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