私の彼氏は高杉くん!!
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それから・・・
真琴さんは一切帰る素振りを見せない。
「ゆい・・・」
「高杉さん・・・///」
2人の距離が縮まり、唇が近付きそうになった時、
「晋助さま!お料理のご準備が整いました!」
まるで2人の間を裂くようにして、出て来た真琴さん。
「てめぇー!
毎回毎回・・・いい加減にしやがれ!」
「あら?なんの事ですの?」
「とぼけんじゃねー!」
「・・・・・・私は妻として、
お遊びも大概に、と警告しているだけですわ」
「お前ェを妻にした覚えはねーつってんだろーが!」
「・・・ところで、ゆいさん。」
「は、はい?」
いきなり私に視線を向ける真琴さん。
「ゆいさんは、晋助さまの子を産むおつもりなのですか?」
「・・・?!///
えっ・・・?!///」
あっさりとそんな事を言われ、
顔を赤らめていると、
「あぁ。そうだ」
と、高杉さんがきっぱりと断言した。
「ちょっ?!///
わ、私っそんな事承諾してませんっ!///」
「あァ?
何言ってんだ。この前言っただろーが。
俺の子が産みたいってよ。」
「あっ、あれは!
いつかの話しです!」
「いつか産むなら今でも一緒だろ?」
「全然違います!」
「あーハイハイ。
分かった、分かった・・・」
「ちょ!聞いてます?!」
私と高杉さんがそんな言い合いをしていたら・・・
「あ、ありえませんわ!」
と、急に大声でそう言った真琴さん。
「し、晋助さま。
お気は確かですか?!」
「・・・確かなつもりだが?」
「ほ、ほんとうに、
ゆいさんにお子を産ませるおつもりなのですか?!」
「あぁ。」
「・・・・!!
あ、あなた様は高杉家の跡取りなのですよ?!
あ、愛人ならいくらいてもらっても構いません!
しかし子を産むとなれば話しは別!
あなた様の子を産むということは、高杉家の跡継ぎを産むという事なのですよ?!」
「・・・まぁ、そうだろーな」
「そうだろーなって・・・
そ、その役目を
こ、こんな・・・どこの馬の骨とも分からない女にやらせるというのですか?!
ありえません!!」
ど、どこの馬の骨って・・・
「・・・お前ェ・・・。
口の聞き方には気を付けろ。
今度ゆいをんな風に言ったら、
ぶっ飛ばすぞ。」
「・・・・!
し、晋助さまっ・・・」
高杉さんは
すっごく怒った表情で、
真琴さんにそう言い放つ。
「で、では、
わたくしはどうなるのです?!
わたくしは、幼き頃より、
晋助さまの妻となり、あなた様を支え・・・
あなた様のお子を産むことを夢みて参りました・・・」
「確かにお前ェにはガキん頃から世話になったし、
良い幼なじみだと思ってる。
だが妻にすることはできねー」
「どっ、どうして・・・!」
「俺はお前を愛してねェ」
「・・・!!」
「お前んことは好きだ。
だがそれは、幼なじみとしてであって、
愛じゃねェ」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「・・・つまり、晋助さまはゆいさんを
愛してらっしゃるのですね・・・」
「・・・あぁ。」
「・・・・・た、高杉さん・・・///」
「・・・なんとなく、
分かっていはいました。
わたくしに、入る隙などもうない事・・・」
「・・・」
「こちらの世界に来て初めてあなた様にお会いした時、
驚きました。
あなた様の雰囲気が随分と変わられていた・・・。
すぐに分かりました。ゆいさんが晋助さまを変えたのだろう、と・・・。」
「・・・・。」
「認めたくはなかったのです。
わたくしに勝ち目がないだなんて・・・。」
「真琴・・・」
「わたくし、
江戸に帰ります。晋助さまのお母様にも、
私から説明致します。
ゆいさん・・・」
「は、はい・・・」
「あなたには、数々のひどい事を・・・
わたくしを・・・許して頂けますか?」
「も、もちろんです!」
「よかった・・・」
真琴さんはそう言って、
きれいに笑った。
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