私の彼氏は高杉くん!!
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「晋助さまが首を縦にふるまで、わたくしは江戸には帰りませんから!」
え、江戸には帰らないって・・・
それってつまり・・・
「それ、ここに泊まるってこと?!」
「もちろんです!」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!!!!!」
**************
なんだかとってもややこしい展開に・・・
なんと、
高杉さんの婚約者を名乗る女の子、真琴さんと、
一緒に暮らすことになってしまった。
「あー、晩ご飯作らなきゃ・・・」
めんどくさいなーと、
おもいつつ、適当にパスタでも作ろうと、
麺をゆがいてたら・・・
「もし・・・
ゆいさん・・・とおっしゃられましたか?」
「え?
あ、はい。」
「それは・・・何を作っておいでなのですか?」
「え?パスタですけど・・・」
「ぱすた??
それを晋助さまにお出しするおつもりですか?」
「え?まぁ・・・」
「・・・晋助さまはそのようものはお召し上がりになりません。」
「え?」
「ちょっと台所お借りいたしますわね。」
そう言って、半ば強引に台所を立つ真琴さん。
「何を・・・」
私がそう言いかけた瞬間、
真琴さんまものすごい勢いで野菜を包丁できり始めた。
「は、早ッ・・・・!!」
「晋助さまは西洋料理をお召し上がりになりません。
戦の前にはこのような精の出る料理をお出ししております。」
西洋料理はお召し上がりにならないとか言われても、
いっつも普通に食べてるけどな・・・
高杉さん。
とか思ったけど、
口に出しては言えなかった。
「晋助さま。
ご夕飯の準備が整いました。」
あっという間に、
テーブルの上には
超豪華な日本料理がズラリと並ぶ。
まるで高級旅館の
食事みたい・・・
「真琴の料理、久しぶりじゃねーか」
「ふふっ。
江戸に居た頃が懐かしゅうございますか?」
「あァ、そうだな・・・。
お前ェが好き嫌いはするなとか、いちいち注意してたのを思い出すよ。」
「晋助さまは
そして、その日の夜がやってきた。
「晋助さま、ゆいさん、
おやすみなさいませ」
床に手をつき、深々とそう言う真琴さん。
あ、あれ?
私と高杉さんが同じ部屋で寝てること・・・
怒ったりしないのかな?
私がそう思って戸惑っていると、
真琴さんはまるで私の気持ちを察したみたいに口を開いた。
「わたくしの事はお気になさらず・・・
晋助さまほどのお人になれば、妾の1人や2人くらいでめそめそしていられませんわ。
わたくしは晋助さまの妻にさえなれれば何も文句はいいません」
にっこりと余裕の表情でそんなことを言ってのける
真琴さん。
*********
「真琴さんってなんか、すごい方ですね・・・」
「はー。ずっとあいつに付きまとわれて、
ろくにお前と2人っきりになりゃしねー。
なぁゆい、あいつなんとかしてくれや」
ガックリ疲れたようにそう言う高杉さん。
「わ、私に言われましても・・・」
そういえばさっき高杉さん・・
真琴さんに、私を妻にする気かって聞かれて、
否定しなかったよね?
あれって、高杉さんの本心なのかな・・・
それともその場しのぎに適当な事言っただけ?
「あー、ほんとアイツ、
早く帰ってくんねーか・・・」
「高杉さんが結婚してくれるまで江戸には帰らないって言ってましたしね。なかなか・・・」
ん?
待てよ?
真琴さん、江戸には帰らないって言ったよね?
ってことは、
江戸に帰る方法を知ってるってこと?!!
「おい!ゆいっ・・・」
高杉さんも私と同じ考えに至ったのか、
私と顔を見合わせる。
「とりあえず、真琴に確認すんぞっ」
「は、はいっ・・・」
も、もうすぐ江戸に帰る方法が見つかるかもしれない・・・
そうしたら、高杉さんは江戸に帰ってしまうの・・・?
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