ヤバイヤバイヤバイ！！


どうしよう・・・やっぱ無理ですって高杉さんにちゃんと言おうかな・・・。



いやでもあの人のことだ。

そんなん言ったら無理やりにでもヤられそう・・・。




私がそんな事を考えていると、クラスの女子たちがやたらキャーキャー騒いでることに気が付いた。




「な、なにっ・・・？！」





私が辺りを見回すと、友達二人が血相変えて教室に入ってきた。




「ちょっとゆい！！大変！！
学校の前に超超超カッコいい人が居んのーー！！//////」



「か、かっこいい人・・・？」





「私、あんなカッコいい人生まれて初めてみたぁーー///」



「なんか、ひと昔前の戦士みたいなカッコしてんのー！///ちょー、カッコいいー！！///」




ひと昔前の戦士？


ま、まさか・・・！！





そう思った瞬間、


教室に割れんばかりの悲鳴が鳴る。





きゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああ！！！！！







「ゆい。
なんだこの寺子屋は。さっきから俺の顔みてぎゃーぎゃー、騒ぎやがる」



教室の入り口の所で腕組みをして立っていたのはやっぱり高杉さん。





「ちょっ・・・！高杉さん？！
なんで学校に来たんですか・・・？！」


「いやよｫ。家ん中に居ても退屈だしな・・・いっぺんお前の寺子屋に行ってみようと思ってな・・・」




「よ、よくここが分かりましたね・・・」


「あぁ・・・。
お前のその服に名前書いてあったろ？だから歩いてるヤツらにココ教えてもらったんだよ。」





「そ、そうなんですか・・・」




私と高杉さんとの会話を、


まるで日本に初めてやってきたパンダを見るような顔で見るクラスメイトたち。








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