共犯
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私たちはその晩、
夜通し裸のままで話しをしていた。
男はいままで絶対に話してはくれなかった自分の事について少しずつ話してくれた。
「・・・俺ァ、京からこの江戸に買われてきたんだ・・・。」
「シンスケ・・・?」
「俺の本名は高杉 晋助つーんだ。」
「・・・!」
シンスケって本名・・・だったんだ・・・。
「俺のお袋は京でも一、二の美貌で知られる遊女だった。
そのお袋が客との間に孕んだガキが俺だった。」
「・・・。」
「お袋は仕事柄上、俺の事が邪魔で邪魔で仕方無かった。そんな俺を6つの時、お袋はこの遊郭に売った。」
「・・・!!6歳・・・で…?」
「あぁ。まぁ、俺が邪魔だったっつーのと、俺を売って金が欲しかったっつーのと両方だろーが。」
「そんな・・・。」
「吉原に入ってすぐ、変態ロリコン女や・・・ショタ好きのオヤジの相手をさせられ・・・ちょっとでも客に粗相があれそりゃ、縛りあげられ食事もろくに与えてもらえねぇ・・・そりゃ悲惨な生活だった…。
まぁ、お袋お住んでた頃だってろくな生活は送ってなかったがな。」
「・・・ッッひどい・・・。」
「…この世界ではな・・・俺たち花魁は、人形になれって教えられる。」
「・・・人形?」
「感情なんてあっても邪魔になるだけでなんの意味も持たねぇ。
意味のないもんなんて捨てちまったほうが良い・・・嫌でもそう叩き込まれる・・・。」
「・・・・。」
「俺もそう思ってたし、実際、感情なんざ持たねぇ方がこの世界では楽だった。」
「・・・・。」
「けど・・・、
てめぇと出会って、この身体に感情が戻っちまった。
いつの間にか・・・どっかに捨てたと思ってた感情が俺にもまだあったとはな・・・。」
「晋助・・・。」
「俺ァ6つでこの世界に入ってから、今日まで・・・もう20年は外に出てねェ。
はっきり言って、俺はこの世界しか知らねェ。女の愛し方なんて知らねェ・・・。
そんな俺で・・・いいのか・・・?」
「いいのかなんて、あなたらしくも無い言葉ね・・。知らないなら・・・これから知っていけばいいじゃない…。
一つ一つ・・ゆっくり知っていけば良い・・・。私が・・・あなたに教えてあげるわ・・・。」
「##NAME1##・・・。」
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