保健医の高杉せんせー
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「ん~・・
朝ぁ~~?」
日の光で目が覚めて・・・
ふと時計を見た。
「あぁああああああああああ!!!」
「・・・朝っぱらからうっせぇなァ。
大声出すな」
「ちょ!
せんせー!
もう8時半です!!」
「あ?だから?」
「学校は8時45分に始まるんですよ!!
あと15分です!!」
「へぇ・・・」
「へぇって
なに他人事みたいに言ってんですか!
先生でしょうが!!」
「どーせ朝早くに保健室なんざ誰もこねーんだ。
遅れたってかまわねーよ。」
「はぃいいいいい?!!!
そういう問題ですか?!!!」
そういいながら、
また眠りにつこうとするせんせー。
私はそんなせんせーをよそに、
急いで学校に行く準備をする。
「あ~!!
もう時間ないっ!!どうしよ~!!」
「まぁ一旦落ち着けや。」
「・・・!!
せ、せんせー、いつの間に?!」
いつの間にか起きていたせんせーは、
キッチンに立ち、何かを作っていた。
「おい、ゆい。
口開けろ。」
「え?
なんですか・・・むぐっ!」
せんせーがそう言ったかと思えば、
お箸で器用に一口サイズにしてふーふーした
卵焼きを口の中に入れられた。
「どーだ?」
「んんっ!!!!
め、めっちゃおいしいです!!!
なにコレ、こんな卵焼き食べたことない!!」
「ククッ・・・
そーかよ。
ならもう一口食え。」
そう言って、
せんせーはまた一口サイズの卵焼きを口の中に入れてくれた。
「んん~!
おいしい~!!
って!時間ないんだった!!
卵焼き、ありがとうございます!
わ、私っ、先行きますね!」
そういって、
私は急いで学校へと向かった。
*************:
「おぃ。てめェ。
なに当然みてーなツラで今頃出勤してきてんだよ。」
ゆいが俺のマンションから学校に行ったのは、8時40分。
俺はそれからゆったりコーヒーを飲んで、
身支度を整え、
今は10時。
学校に着くなり、銀八が俺を見てそう言った。
「・・・。」
「重役出勤ですか、コノヤロー。
おかげで俺が怒られたんだからな?!」
「・・・・。」
「てめぇはいっつもいっつも・・・
って!人の話し聞いてるゥウ?!!」
「お前ェ・・・。
○○っつードラマ録画してたよな。」
「は?
なんの話しして・・・
てか、なんでソレ知ってんの?!」
「昨日放送の分、DVDにしてよこせ」
「・・・・。
いやいや、それが人にものを頼む態度かね、高杉クン?」
「きめぇ。誰が高杉くんだ。
いいから、黙ってよこせ。
明日までに持ってこいよ。」
「はぁ?!
誰が・・・・っ・・
・・・つーか、お前ェ、今日なんか機嫌いいな。」
「あ?」
「お前がんな喋るなんて、
めったにねーじゃねぇか」
「……。
別に…」
「別に…って、
沢○エリカか!お前は」
「……」
「って、聞いてるぅぅぅ?!
つか職員室でタバコ吸わないでくれる?!」
******
キーンコーンカーンコーン…
ガラっ…
「…授業はじめっぞ~
席に着け~お前ら~
あっ、そうだ、ゆい~」
「はい?」
銀ちゃんに突然名前を呼ばれ、
なんだろ…?と思いながらも、
教卓の方へと行く。
「なんですか?」
「コレ、旦那からお前に渡しといてくれって頼まれた」
「はい?旦那?」
銀ちゃんに渡されたものを開けると、
私が昨日見損ねたドラマの録画ビデオが入っていた。
それを見て、
すぐに高杉せんせーだ…って分かって
顔が赤くなった。
「お前の旦那に言っといて~?
ホテルバイキング無料券をもらったから今回はそれでチャラにするが、
お前の頼みなんて2度ときかね~ってな」
「いや旦那じゃないって何度言えば分かるんですか?
でも、コレ、
ありがとうございます。
昨日、見れなかったので。」
「昨日、高杉んトコ泊まったのか?」
「えっ?!///」
「高杉がこんなことするなんざ、
アイツん家に泊まってドラマ見れなかったからしか考えられねぇ。
お盛んなこって」
「…!!
い、いや、ちっ、違いますっ…///
そんなんじゃ…///」
「あのな、
本気で隠したいんなら、
その首のキスマーク、隠すべきじゃね?」
銀ちゃんの指が
首筋に触れたと思ったら、
そう言われた。
「?!!!///」
私はとっさに首元を隠す。
高杉せんせーったら、
あれだけ制服で隠せないトコに跡つけないでって言ったのにぃ~///
「ったく…。
んなモン見せないでくれる~?
独り身の銀さんへの当てつけデスカ?コノヤロー。」
あきれ顔でそう言う銀ちゃん。
担任の先生にこんなの見られるなんて恥ずかしすぎる!///
それもこれも、
高杉せんせーのせいだ!///
******
「あ?
銀八に首筋触れられた?」
「いや、
突っ込むとこそこ?」
銀ちゃんとの経緯を説明すると、
今にも人殺しかねない形相で
そう言った高杉せんせー。
「当たり前じゃねぇか。
あの腐れ天パ…
今すぐちぢれ毛一つ残らず
消してやらァ…」
「ちょちょちょちょ…!
なにする気ですか!
別に怒ることじゃないでしょ?!」
「怒ることじゃない…だぁ?」
私がそう言うと、
ピタリと動きが止まり、
こちらをギロッと見てきたせんせー。
バァァァアアン!!!
「きゃっ?!!/////」
突然、せんせーは私のすぐ真後ろにあった壁を叩くと、
顔を息がかかるくらい近づけてきた。
ま、まさかのここで
ちまたで噂の壁ドン?!///
「せせせせんせーっ…/////
こ、こういうの急にやるの、やめてもらえます?!///
ただでさえ、せんせーの顔は綺麗すぎて破壊力ありまくりなのに、
その顔フル活用して壁ドンは
あまりにも心臓に悪いっていうかっ…///」
「…たとえ髪の毛一筋だって他の男に触れさせたくねぇ…」
「…!!///」
「お前にこうやって触れていいのは、俺だけだ」
「あっ…///」
高杉せんせーは、
私の首元へ顔を埋めると、
首筋へと強く吸い付いた。
「2度と他の男に触れさせんじゃねーぞ?」
「っ…/////
は、はい…///」
綺麗すぎる顔で、
色っぽすぎる声で、
そんな事を言ってくるから腰が抜けそうだった。
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